天才鬼殺少女は笑えない【KZ】【KZ×鬼滅】

#なんで ページ17

文才そこら辺に落ちてないかなぁ…。

彩目線です

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

久しぶりに泣いたな。



私は笑う事もなければ泣くこともなかった。



感情がないから。



いつもその場その場でその場にあう仮面を選んで付けていた。



私は小さな頃から感情が自分で"コントール出来なかったから"。



他の人と私は違った。



だから私は家族の中嫌亡き母に気味悪く思われていた。



愛してはくれていたけど。



苦しかった。



苦しかったんだ。



生まれた時から私は"感情"が無かったのだ。



でも



両親が死んでしまった時皮肉の事に感情を取り戻してしまった。



お兄ちゃんのおかげで。



お兄ちゃんは小さな私を精一杯愛してくれた。



飢えていた愛をね。



だから少しの間だけど私は感情豊かな少女だったな。



「彩どうしたんだ？」



炭治郎の赤い目に優しさをうがべ私を見る。



やめて



そんな目で私を見ないでよ。




「彩？」




オロオロしながら伊之助が私を見つめる。




どうしたの伊之助。山の王がそんな表情したらダメでしょ？




『わからない』




あれ私何言ってるの？




『だれでもいいからわたしをたすけて』



口が勝手に動く。




『わたしをだきしめて』



ダメでしょ？わがままは




『わたしにいきていいよっていってよ』




ゴメンなさいこんな私で




『炭治郎、善逸、伊之助』




ダメ




『わたしはいきていいの？』




いやっ！！！




止まらない涙。止まらない震え。




ダメだよ。また突き放されるんだよ。




だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ




「生きていい」




頭の中に炭治郎の声が響いた。




「生きていいに決まってるだろ？」




『えっ…？』




冗談？




でも炭治郎の目は真剣だった。




「生きてはダメな人間なんていない」




「俺は彩に生きて欲しい」




「俺も生きて欲しいよ？彩ちゃんはとっても優しい音がする」





善逸の声も聞こえた。




「俺もだ。」




伊之助も。




あぁなんて君達は優しいんだろう。




こんな私に。




生きていいよって。





『ありがとう』




私が欲しかった言葉を言ってくれて。




でも。




でも。

#残酷な運命→←お知らせ

ラッキーアイテム

チョコの詰め合わせ

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーキャラクター

砂原

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す