思い出9 ページ11
曲を止めて、私は指摘部分を書き込んでいく
あんず「まず零先輩ですが、動きが所々小さい部分があります。
特にサビの部分が目立ちます」
零「気を付けよう」
あんず「羽風先輩は腕の高さが少し低めですので、
指定より高く上げる気持ちで動いて下さい」
羽風「はーい」
あんず「大神くんは零先輩と羽風先輩の間で
動きが被る部分が出てるから、
周りを軽く見渡しながら動きの大きさを考えてね」
大神「おう」
あんず「アドニス君は、表情は毎度のことなんだけど…
今回は足が少しくじきそうになってたみたいだから、
足の動かし方に気を付けてね」
アドニス「分かった」
あんず「じゃあ、10分間休憩です！」
イズナ[指摘部分は書き込みました]
あんず「ありがとう(ニコッ
こうやって書き込んでおくと、
次回レッスンしたときに改善されてるか確認出来るから
マメにお願いね」
イズナ(コクッ
羽風「イズナちゃん、プロデューサーとして頑張ってね♪(ギュッ」
イズナ(コクッ
あんず「羽風先輩、イズナちゃんに抱き着かないで下さい」
羽風「なんで〜？
せっかくの再会なのに〜」
あんず「再会…？」
羽風「レッスン前に言ったけど、
俺とイズナちゃんは小学校時代の友達なの♪」
あんず「あぁ、言ってましたね」
アドニス「それでいつもより表情が柔らかいんですか」
羽風「まぁね〜♪」
大神「それを言ったら、あんずもじゃね？」
あんず「私も？」
大神「お前、八神と出会ってから先輩として頑張ってる部分が見えた」
あんず「あぁ〜…まぁ、同じ女の子でプロデューサーだしね…」
イズナ「………」
羽風先輩が久遠を知ってること、教えたほうがいいよね…
イズナ(クイクイッ
あんず「ん？どうしたの？」
イズナ[羽風先輩は、久遠の存在を知っています]
あんず「え！？」
零「どうした、嬢ちゃん？」
あんず「え、あ…なんでもないです…
羽風先輩、ちょっとそこの部屋に入って下さい！
イズナちゃんも来てね！」
羽風「え？うん…」
あんず「10分間の休憩が過ぎてしまったら、
各自指摘された部分の練習をしていて下さい！」
私達は後ろの扉の部屋に入った
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作者名：ホマレ | 作成日時：2018年9月5日 2時
