4 ページ5
.
どうすればいいのか、
鬼道は考え込んでしまった。
でもこれめちゃくちゃ単純なことだ。
A「佐久間にボールを渡さない。これは出来ると思う。」
突然私が話し出したためか、少しびっくりしてこちらに視線が集まった。
A「……源田にあの技を出す暇を与えなければいい。」
一之瀬「一体どうやって……」
A「キーパー技なんてタイミングがあわなきゃ出せないでしょ?
だから追いつけないくらい速いシュートを打つか、シュートチェインとかでひたすら源田をかき乱すか。」
.
鬼道「日向……」
A「大丈夫でしょ。吹雪、染岡、やってくれるよね」
吹雪「ああ!俺に任せな!」
染岡「俺も協力するぜ!」
こういう時、俺よりもずっと、このチームで誰よりも冷静に作戦を立てれるのが日向だ。
A「吹雪が抜けても佐久間にボールを渡さなければいいんでしょ。
ね、一之瀬。できるよね」
そう言うと一之瀬は俺の肩に手を置いた。
一之瀬「ああ!
大丈夫さ、鬼道。佐久間にボールは渡さない。
サッカーができない辛さは俺が一番わかってる。」
日向の言葉に全員が理解し、
日向が周りに呼びかける。
一之瀬「それに、Aも手伝ってくれるしな!」
A「は、なんで」
普段やる気がなさそうに見えて、誰よりも冷静に判断できるのが日向だ。
鬼道「お前はこういう時本当に頼もしいな」
A「…フィ」
視線を逸らされてしまったが、これはこいつなりの照れ隠しだろう。
お前にはお前にしかない影響力があるんだ。
円堂「サッカーが好きなやつに敵も味方もない!
やろうぜ!鬼道!!」
俺は強く頷いた。
円堂「2人を守って試合に勝つんだ!」
「「「おお!!!!」」」
.
171人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リオン(プロフ) - 日向ちゃんも、珠生ちゃんもどちらのお話も大好きです!!自分のペースでいいので更新していただけると嬉しいです。自分はずっと待っていますし、応援しています!! (2021年1月1日 16時) (レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!ペースはまばらですが順番に更新していきます:) (2019年8月31日 13時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:汐音 | 作成日時:2019年7月19日 14時