六十一話 ページ29
冷華「？何ですか？」
冷華がそう聞くと和奏は先程折った折り紙を冷華に差し出した。
冷華「？蝶、ですか？(しかも青)」
和奏「(｡_｡`)ｺｸ」
冷華「くれるんですか？」
和奏「(｡_｡`)ｺｸ」
冷華「あ、ありがとうございます(せめて口で言ってほしい)」
そう言いながら、和奏から蝶の折り紙を貰うとそのまま和奏は冷華の頭を撫でた。
冷華「うぇ！？えっ？えっ？何？何？」
冷華の頭を撫でた後、そのまま元いたソファー(霊菜の向かい)に座った。
冷華「先輩。せめて何か言ってください」
和奏「(・·・)?」
冷華「あぁー。まあいいか」
月永「おぉ〜、スゲーなそいつ、めちゃくちゃ静かだな」
鬼龍「確かに、何でこんな物静かなんだ？」
英理「う〜ん、理由とかは聞いた事がないわね。あまり自分の事は話してくれないから」
鬼龍「そうなのか」
仁兎(なんだろう。こいつはまるで、Valkyrieにいた頃の俺に似ている)
明星「ねぇねぇ、英理先輩。何で、机の上に折り紙があるの？」
英理「ん？あぁ〜、この子の暇潰しみたいな感じかしら？この子、器用だから折り紙を折るのはお手の物なの。
まあ、本を読んで暇を潰す事の方が多いけどね」
明星「ふーん」
それを聞いて、明星は直ぐに和奏の傍に駆け寄り、和奏の右後ろに来た。
明星「ねぇねぇ和奏先輩」
和奏「？」
明星「さっき蝶々折ってたけど、他には何か折れないの？例えば、お星様とか！」
そう言うと、和奏はジッーと明星を見た後、そのまま何の反応無しに、折り紙の束から金の折り紙を取り出し、そのまま折り紙を折り始めた。
そして、
明星「おっー！凄い！星だ！」
金の折り紙で星を降り終えると、そのまま明星に差し出した。
明星「？くれるの？」
和奏「(｡_｡`)ｺｸ」
明星「わぁ〜い⸜(*ˊᗜˋ*)⸝！ありがとう！」
和奏(犬の耳と尻尾が見える)
明星は星の折り紙を貰うと子供のようにはしゃいだ。
衣更「おいおい。あんまりはしゃぐなよ」
蓮巳「それにしても、本当に器用なんだな」
神崎「うむ。一つの紙から星や蝶を折りあげるとは、見事であるな和奏殿」
神崎がそう言いながら、和奏の傍に行き言うと、和奏は何を思ったのか、銀の折り紙と紺の折り紙を折り紙の束から取り出し、そのまま何かを折り始めた。
そして、折り終えた物を神崎に差し出した。
神崎「？くれるのであるか？」
和奏「(｡_｡`)ｺｸ」
神崎(何を折ったのであろうか)
不思議に思いながら和奏から折り紙を受け取った。
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KICU(プロフ) - ありがとうございます。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年8月30日 17時) (
レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
闇野光子(プロフ) - はわわわぁ〜‥‥続編おめでとうございますー (2019年8月30日 13時) (レス) id: 64336e34ee (このIDを非表示/違反報告)
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