十六ノ皿 ページ21
幸平「〜♪・・・ん？あれ？(蓋が開いている。田所か？)田所。蓋開けた？」
田所「えっ？開けてないよ？・・・だって、後二十分は煮込み続けないと(って、あれ？蓋が開いている。何で？)」
二人は疑問に思いながら鍋を見ていると、幸平は後ろから何かを感じて顔だけを後ろに振り向くと、不敵な笑みを浮かべながら幸平・田所ペアを見ていた男二人がいた。
幸平「っ！(まさか)」
幸平は何かに気付き、すぐに鍋の蓋を開けた。
田所「？・・・・！な、何！この白いの！」
肉の上に謎の白い粉が山盛りになって入っているのを見て、田所が驚いている中、幸平は冷静になりながらスプーンを使って、その白い粉を舐めとった。
幸平「・・・・塩だ」
田所「な、なんで！？ど、どうしよう！どうしよう！この肉、もう使えない！作り直し・・・だけど肉を柔らかくして、味が染みるまで一時間以上。
その後、ソースを馴染ませるのに三十分は煮込まなきゃいけないのに！残り時間は、あと三十分。かといって、こんな塩まみれの品を出したら、評価Eを貰うのは確実だし」
田所は不安や焦りから、涙を流しながら自身の住んでいた田舎でのことを思い出し始めていた。
田所「(おがあさ。・・・・ごめんみんな。もう駄目だべ)うぅ・・・」
田所は鍋の前で、お守りを見つめながら涙を流していた時、
「どうしたの？」
田所「！えっ？あっ、A様」
Aが心配そうな顔付きで、田所の隣に来た。
A「何で泣いているの？何か悲しいことでもあった？」
田所「あっ、えっと(どうしよう。流石にA様を迷惑をかける訳には)」
A「？」
幸平「おっ、Aじゃん。どうした？」
A「あっ、創真」
田所が返答に困っている中、幸平が両手に食材を乗せたトレーを持って現れた。
A「あのね。この子、泣いてて」
幸平「ん？・・・・あぁ、たぶんタマネギが目に染みたんだろう。ほら、今回タマネギ使ってるから」
A「ん？あっ、本当だ。タマネギある。もしかしてそれ？」
田所「えっ？あっ、はい！そうなんです！すみません！ご心配おかけして」
A「ううん。大丈夫なら良かった！でも何で創真は、未使用の食材を持ってきているの？」
田所(あっ、そう言えば何でだろう)
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (11月30日 9時) (
レス) @page22 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 夢と内容似てて草^ ^ 続きも楽しみにしてます！ (2019年1月10日 23時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - これの続き見る夢見た(・ω・)続き見たい(´；ω；`) (2019年1月6日 18時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続きすっげぇ見たい(´；ω；`) (2018年12月16日 14時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)
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