【あんスタ・ラブライブ】心の音楽

二十七話 ページ28

〜3年A組の教室〜

絢瀬「ん〜」

矢澤「どうしたのよ？何か考え事？」

絢瀬「まあね」

矢澤「何に？悩んでいるのよ」

絢瀬「海未のこと」

矢澤「あぁ〜、なるほどね」

絢瀬「どうしようもないわね。あれは」

矢澤「男性が苦手。それ、ここでは通じないのにね」

絢瀬「だから悩んでるのよ。このまま海未があのままだったら、これからが大変よ」

矢澤「まあ、そうね。でも、どうやって慣れさすか、よね。問題は」

絢瀬「そうよね」

羽風「何々？何か悩み事？俺でよければ、相談に乗るけど？」

絢瀬「悪いけど、貴方に相談するという考えはないわ」

羽風「えぇ〜？そんなこと言わずに、ね？」

矢澤「じゃあ、聞くけど、アンタが相手にしようとした女性が男性が苦手だったらどうするわけ？」

羽風「えっ？う〜ん、俺なら、その子に会う時間を5分間にして、ちょっとずつ慣れたら、会う時間を5分ずつ増やしていくかな？」

矢澤「へぇ〜、ちゃんと考えるんだ」

羽風「えっ？何？何かあった？」

矢澤「別に？」

羽風「そ、そう。あっ、ところで二人共、今日暇？暇ならデートしよう？」

絢瀬「私、生徒会の仕事があるので」←前日に生徒会に入った

矢澤「私は妹と弟の世話があるから無理」

羽風「うわっ〜、真面目だな〜。二人共」

絢瀬「褒め言葉として、頂いておくわ」

矢澤「同じく」

〜2年A組の教室〜

高坂「おっはよう！」

園田「お、おはよう、ございます」

明星「おはよう！穂乃果！海未！それから、お金を貸してください！」

高坂「えぇ〜？仕方ないな〜」

園田「駄目ですから！何普通に貸そうとしてるんですか！」

氷鷹「明星も、金をせびるんじゃない」

園田「ひっ！？」

ｼｭﾝ!

高坂「うわっ！う、海未ちゃん、いきなり私の後ろに隠れるのやめて〜」

園田「す、すみません」

氷鷹「す、すまない。驚かすつもりはなくてだな」

高坂「海未ちゃ〜ん、いい加減慣れようよ〜」

遊木「こりゃ、時間がかかりそうだね」

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