検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,208 hit

悲劇の始まり ページ2

「A、太宰君と結婚しなさい」



いたって、普通の日だった。
いつも通り、学園から帰ると、父がいきなり、そう言った。




これは、悪い夢だろうか。




『え、いや、ちょっと待ってよ。私、付き合っている人が…』



父「あぁ。知っている。だが、太宰君と結婚しなさい。父さんの会社は、お前では継げないだろう?これを友人に相談したら、私の息子と結婚するのはいかがかと言われてね」



『っ…そんな、知らないって!お父さんの会社の事情で、…』




嫌だ。嫌だ。嫌だ。


私の頭は、それでいっぱいだった。





太宰君は、成績優秀。いつも学年トップで、その上顔がとても整っている。それに加えて、金持ちだ。


普通の女性なら、こんなにも理想の彼氏像はないだろう。





だけど。





父「お前の意見は受け付けない。お前は、…俺の娘に生まれた以上、こういう運命なんだ」




『…嫌だ。私は、中也のことが…』



父「それに、聞けば太宰君は成績も優秀で…私の会社を継ぐにはこれ以上の適任者はいない」





この日から。






私の幸せな人生は、狂い始めた。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:文スト , 双黒 , 中原中也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たけのこの里 | 作成日時:2018年2月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。