ちょっと待ってよ緑間クン。

▼chapter12 ページ14

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高尾が何やら不穏な空気を醸し出している中、

肝心の緑間クンはというと………









「次のサイズは何メートルにすればいいのだよ。あ"ぁ、全く三木原の考えていることが読めんのだよ！！！」









机を両の手で強く叩く緑間真太郎、15歳。









『緑間クン、何をそんなに悩んでいるんだい？』




「なっ！三木原！！いつからそこに？！」




『緑間クンが叫びだしたあたりかな。」





まあ、こんなにもわかりやすく落ち込めるものだ((クラスメイト心の叫び))





『部活のこと？』




「ま、ままままあそんなところなのだよ！」




そうなのだよ。








三木原は部活マネージャーだから

ラッキーアイテムを持ってこないといけないのだよ！









決して三木原だからというわけではないのだよ！









しいては部活のため、だから部活のことで俺は悩んでいるだけなのだよ！！！







『ふーん、それにしても今日のみゃーじ先輩は怖かったわー。
いつ見ても怖いわ。
せっかく男前なのに勿体無い。
そう思わない？緑間クン。」







「み、三木原は宮地先輩のような男性が好みなのか？」




眉間にしわを寄せながら真剣に考える三木原









『うん、そうだね。
努力家な人は好きだよ。』


「………そうか。」


『だから緑間クンも私は好きだよ。』


「そうか！」




そして慌てたように言い訳を並べる緑間




「別に喜んでいるわけではないからな！
勘違いしないで欲しいのだよ！」




(((((((ツンデレ乙)))))))



クラスメイトの心が一つになった瞬間だった。







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