ep.103 ページ6
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階段を降りてダイニングに入ると、新聞が一部増えていた。
何気なく覗き込んだそれにはハリーとダンブルドアの写真と二人を嘘つき呼ばわりする言葉が並んでいる。
一枚めくると、ファッジが自分の意見をふんぞり返りながら述べていて、Aはため息をついた。
「あら、あなたたちのお兄さんが写ってるわ」
「シー！一家の恥さ、黙ってな」
ジニーは冗談めかして言うジョージを睨み、フレッドの手を払ってAをトンクスと自分の間に座らせた。
トンクスはどういった仕組みか顔を豚にしたり鳥のようにしたりして二人を笑わせた。
「なあトンクス、七変化って頑張ったら俺でも出来るようになる？」
「あはは、これは遺伝だから無理だと思う！」
フレッドはいつもの倍くらい大きな口を開けて笑うAを見て、拗ねたように肘をついてデザートのプディングをつついた。
みんなが食後の紅茶まで飲み終わり部屋に戻ったあとも、フレッドはずっと口を尖らせていた。
「もう、どうしたら機嫌が治るの」
「…さあな」
Aは困ったように笑い、フレッドの唇を甘噛みするようにキスをした。
ゆっくりと口を離すと、耳を赤くしたフレッドが「キスをすれば俺が上機嫌になると思ってるだろ」と額に手を当てて天を仰いだ。
「実際そうでしょう？」
Aが腕を叩くと、濁点混じりのため息を吐いたフレッドはベッドに倒れ込んだ。
腕を引かれ、Aはその上に覆い被さる形になった。
「ここではしないわ」
「
「でも一緒には寝たい」
フレッドは喉奥で呻き、降参 と言うように両手を上げてからAを抱きしめて毛布を上まで引き上げた。
*
次の日、Aが遅めの昼食を食べているとドアが勢いよく開いた。
「お前が例の死喰い人もどきの小娘か？」
Aは悲鳴をあげ、隣にいたフレッドの椅子の背に隠れた。
「大丈夫だA、
「
鼻を鳴らしてまた勢いよく出ていったムーディの後ろ姿を見送ったAは大きく息を吐いた。
一年間でムーディが恐ろしい男だということを刻み込まれた体は、彼が本物でなかったことを知っても尚彼を恐れる。
Aがフレッドに頭や顔を撫でてもらっているとシリウスやモリーが入ってきて、暫くしてムーディやトンクスがぞろぞろとダイニングへ入って来るとき、大人たちの肩越しにちらりとハリーが見えた。
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マニ。(プロフ) - ちとせさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですが嫌じゃなければ💦、これからも更新応援します💝 (2月8日 12時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - くろみさん» ただいまです〜♡お互いもうすぐスタジオツアーでしょうか！？全力で楽しみましょうね〜〜🪄︎︎✨ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - お返事遅くなりすみません(>_<)長い間お待たせしました！完結まで見守っていただけたら嬉しいです♡ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - ダリアさん» ありがとうございます、励みになりました！どうぞ完結までお付き合いください♡お返事遅くなりすみませんでした(>_<)💦 (10月30日 23時) (レス) @page8 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - おかえりなさい♡私も再来月スタジオ行くので双子モチベ上がってます✊💞ゆっくりで良いので更新楽しみにしてます🥲 (9月22日 23時) (レス) id: ad8712394d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月20日 15時
