女子力3 ページ4
「ここら辺でちょっと休憩しましょうか」
あらかた買い揃えた後、お妙ちゃんの言葉で二人で茶屋に入る。
「多分Aちゃん化粧のやり方分からないでしょう。もう色々買えたし、これから家に寄って、やり方教えようか?」
『いいの?本当に助かる!さっき見たことない道具バンバン買ってたから、どうしようか悩んでたんだ』
なんかミニ拷問器具みたいな奴とか買ってたよね!?というと、なんかツボに入ったらしくめちゃくちゃ笑われた。
そんなに笑わなくても良いじゃんと、ちょっと赤くなりながら団子を食む。
「・・・それにしても、最初会ったときは大人びていてクールなイメージだったけど、今ではすっかり年相応の女の子ね。でも、そっちの方がAちゃんらしくていいと思う」
そう今度は柔らかに微笑んでくれるお妙ちゃん。私も食べていた団子を置き、過去を思い出すようにゆっくりと話す。
『うん。銀さんと姉さんが自分を肯定してくれて、あの人たちには今も感謝してる』
「まあ、銀さんも?他人を肯定する前に自分のどうしようもなさを直そうとは思わないのかしら」
本気で驚いたように言うから、今度は私が笑ってしまう。
『はは、流石お妙ちゃん。でもねぇ、あの人が弱いところもさらけ出して助けて貰えって言ってくれたから、私は姉さんと向き合うことが出来たんだ』
んで、土方さんもゲットした。とニシシと笑う。
「そう。銀さんがAちゃんにそんなに感謝されるなんて、私ちょっと妬いちゃいそうだわ」
『お妙ちゃんだって凄い感謝してるよ。同年代の女の子の友達初めてだし』
最初にあったのは確か近藤さんを引き取りに行くとき。そっから何だかんだで交流を持つようになって、今じゃこうして出かける仲になっている。
「ようし!じゃあそんな友達の恋が上手く行くように、私が徹底的に磨きあげてあげるわ。覚悟しときなさい!」
『お手柔らかに〜』
なんて間抜けなやり取りを交わした後、二人で顔を見合わせて笑いあった。
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんこ(プロフ) - まっつーさん» 確認してびっくりしています。全く意識してなかったです!でもSPY ✕FAMILYは好きです。知らず知らずのうちに寄せてしまったのかも? (2023年2月5日 19時) (レス) @page41 id: 75b865d325 (このIDを非表示/違反報告)
まっつー - 最後のあとがきのこんにちはあるいはこんばんはってあったんですけどSPY×FAMILY好きなんですか? (2023年2月5日 15時) (レス) @page41 id: af3ec55cb1 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - てんどんさん» やっと画像入手することが出来ました!遅くなってすみません…イメージ画像として登場人物紹介欄に貼ってもよろしいでしょうか? (2022年2月11日 13時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
こまよい雪狐(プロフ) - りんこさん» もちろんいくらでも待ちますよ!頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 23時) (レス) id: bdceb5c82f (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - こまよい雪狐さん» ありがとうございます!次回作とは少し間が空いてしまうかもしれませんが、待っていただけると感謝感激雨霰でございます (2022年1月3日 18時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんこ | 作成日時:2021年8月3日 12時