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「………だめ…警察はだめ…」
俺の背中で震えながら、Aが言う。
「そやかて、コイツ、またやるぞ!?
もう、アカンて…」
「スミマセン!
最後に話がしたかっただけなんです…
もうしませんからっ!!」
「ハナシてお前、腕掴んどったやないか!
女怖がらせて、ハナシなんか
できんやろーが!!この、どアホっ」
男の方へ近づこうとした俺を、Aが後ろから止める。
「けんじろ、、先生……
もう、やめて。
怖いの、いや……」
「あー!?
…あぁー……、スマン。分かった。
でもなぁ?でも…うーん……
……次、おんなじ事したら、
お前マジでどつくからな?
どつき倒した上で警察も呼ぶからな?
それが嫌なら、二度と面見せんなよっ!!」
ペコリと頭を下げて、男は逃げるように走り去る。
俺は背中の後ろにいる、Aの方に向き直る。
「A?大丈夫か?
アイツに何された?」
「……何にも、されてません……
…けんじろ君来てくれたから…」
「ホンマか?」
「…はい……」
「とりあえず、俺んち行こ?
タクシー拾うわ」
俺はAの手をとり、通りに出てタクシーを拾う。
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作者名:myu | 作成日時:2019年8月30日 23時