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your-side
けんじろ君との待ち合わせの公園。
少し早めに到着するわたしは、ここでゆっくり彼を待つこの時間が好き。
周りを過ぎ行く人たちを眺めながら、けんじろ君のことを想う。
レッスン中の姿。
子供たちに向けられる優しい笑顔。
ダンスを教えている彼自身が、一番ダンスを楽しんでいる顔をする。
けんじろ君の部屋でふたりでいる時の姿。
わたしのことをからかって、にやりと笑う顔。
かと思えば、時々、真面目な顔をしてわたしの身体を引き寄せる。
思いがけず、甘い口づけ。
何度も何度も、繰り返されるその口づけに、わたしは甘く溺れる。
『もっと…、もっと……』
はしたなく、欲望のままに求めるのを止められないわたしに、けんじろ君はいつも少しだけ切ない顔をする。
「また、しよな?」
そう言って、わたしの身体を優しく引き離す。
『その先には、
進まないの、かな…?』
つい、また、そんなはしたない事を考えてしまう。
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作者名:myu | 作成日時:2019年8月30日 23時