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「どうせ食堂だし、食堂に行かなきゃいいだけだろ」
Aを連れて寮に帰ってくると、Aの携帯から倉持に「御幸先輩の部屋にいますから、準備できたら呼んでください♡」とメールを入れて俺の部屋で2人して待つ。
ジャケットを脱ぐ俺に、Aはきょろきょろドギマギしながら俺の部屋に入ってくる。
「散らかってるけどどーぞ」
「…………いいんですか？いつも嫌がって入れてくれないのに…」
「今日は特別」
笑いながらハンガーにジャケットをかけると、
Aは「トクベツ…」と嬉しそうにつぶやきながら「お邪魔します…」とブーツを脱いで部屋に入った。
居心地悪そうに床に座るAの隣に座る。
「っ！」
距離が近かったからか、肩が跳ねて、Aは少しだけ俺から離れるようにお尻を滑らせた。
「なんで逃げんの？」とフッと笑うと
「あんまり近づくと私御幸先輩のこと襲いますよ！？」とかなんとか汗をかきながら冗談をかますA。
「襲うってなに、具体的にどうしたいわけ」
「は、はいっ！？」
「教えてよ、先輩わっかんないなー」
すごい勢いで後ずさりするAに、吹き出しそうになるのを堪えながら追いかける。
「なんで追いかけてくるんですか！」と叫ぶAに「逃げるからだろ、お前が」と言うと黙って止まった。
「…私は、先輩に……抱きつきたいです」
「…」
ぼそぼそと顔を真っ赤にして願望をつぶやいたAに、俺はぷっと吹き出すと、「どーぞ」と立ち上がる。
俺を見上げて「え？」ときょとんとしているAに、「トクベツだって」と笑うと「無理無理無理無理！！」と全力で首を振られた。
「はははっどっちだよ」
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蒼灯 - すごいドキドキして、きゅんとなれる話ですね！面白かったデス(*^o^*) (2016年12月9日 12時) (
レス) id: 208977228d (このIDを非表示/違反報告)
和春 - じゅ、18話でちゃんと終わらせる事が出来ている…だなんて…凄い……お話、すっごく面白いし、きゅんっとしました！！お疲れ様でした！そして、ありがとうございました！！！ (2016年8月23日 17時) (レス) id: 5de609df4b (このIDを非表示/違反報告)
篠屋裕季(プロフ) - 最近ちかさんの作品を全部最初から読み直すという謎のプロジェクトを立ち上げまして…(私独り)やっぱり何回読んでも胸がきゅぅんとします…!!ヽ(´▽｀)/ (2016年5月16日 17時) (携帯から) (レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - すごく良かったです！後輩ちゃんの健気なところに読んでいて涙がでてきました。描写が綺麗ですごく読みごたえもありました。楽しく読ませて貰いました。感動でした(＊´ｖ｀) (2016年4月2日 21時) (レス) id: 9ce05b07e3 (このIDを非表示/違反報告)
乃野七 - 御幸遅くなりすぎたけどおめでとう！めっちゃキュンキュンしました！私もこんなことやってみたいな…とか思っちゃいますね。 (2015年12月30日 14時) (レス) id: ba48368a7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか
| 作成日時：2015年11月15日 18時
