1番近くにいたいから。

第二十一話 ページ22

卯「おそらく精神的なものも含まれてるかと…」


あ「…？」


卯「目覚めましたか。私は四番隊隊長卯ノ花烈です。大丈夫ですか？」


あ(さっき冬獅郎の紹介にも出てきた…)


あ「…はい。」


日「お前大丈夫か！？」


あ「大丈夫です。前から頭痛がひどかったんです。いつものことですら。」


あ(流石に態度つめたすぎだ…)

でもあまり深く関わらないためにはこうするしかないから…

卯「一つ提案があります。十番隊にいさせていただいたらどうでしょうか？」


あ・日「え？」


日「卯ノ花？どういうことだ」


卯「1人でいさせるつもりですか？」


あ(この人は何を考えてるんだろう…)


日「いや、でも…「隊長〜！」


冬獅郎が何かを言いかけた時に誰か病室に入ってきた。


日「松本！？」


あ「松本…？」


松「？？、あっこの子がA？私十番隊の松本乱菊よ！ほんと噂どうり可愛いわね！」


あ「う、うわさ!?」


松「あぁ何でもない！こっちの話しよ！」


あ(こっちの話し？)


松「私のことは乱菊でいいわ！あっでもAが十番隊に来るなら松本副隊長かな？んーやっぱ乱菊がいい！」


あ「あ、はい。よろしくお願いします。」


乱「……。ってことでAは十番隊！」


あ「十番隊？でも私…」


死神の力なんて…


日「お前にあの刀を返すから、修行だ。まぁ頭痛が気がかりだかな。」


卯「何かあったら任せてください。」


そういって卯ノ花隊長は微笑んだ。

何でこんな話が勝手に進んでくの!?


変える場所がない私には嬉しさと、
関わりを持ってしまうという不安があった。

できるだけ笑顔を作らないように。

この人たちを私の不幸に巻き込まないように。


私は十番隊に行くことにした。

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