日常に迫る影？ ページ46
「おはよう白石！！！」
朝から元気に声を掛けてきたのは、隣の席の笹川了平。
中学３年間同じクラスで、ボクシング部と美術部の部長同士なかなか気が合う。
周囲の気温を20℃くらい上げる熱血男だが、お互い情熱をかけるものがあるからか、自然と仲良くなった。
「今日も極限いい天気だな！」
「おはよう了平くん。…今日の天気は曇りじゃなかった？」
「ところで白石！今更だがヒバリに目を付けられたらしいな！」
急に話が変わったとか、今更驚かない。
彼は天然というか、バカというか、けど見ての通り悪い人ではないのだ。
「え、なんで知ってるの」
「もう学校中で話題だぞ？お前のファンとヒバリのファン、両方ダメージを喰らっていると聞いた」
ちなみに、彼の言う私のファンというのは、部活の後輩達だ。
私を尊敬を通り越して崇拝しつつある可愛い後輩達のことで、平凡な私の容姿に惚れ込んでいるわけではない。
鈍感な了平くんにまで知れ渡っているとか、正直頭が痛いのだけど。
「まあなんだ、ヒバリのことで何かあったら遠慮なく俺に言え！」
「ええ〜…雲雀さんといえば、了平くんこの前の部長会議で返り討ちにあってたじゃん」
「そんなことは忘れた！！」
なんて雑談していると、教室のドアが開き担任が顔を出した。
同時に朝のSHRが始まった。
「最近並中生を狙う暴力事件が多発しているので、くれぐれも注意するように」
そう締めくくるとタイミングよくチャイムが鳴り、担任は退室して行った。
「了平くんなら強いし安心だね」
「そうだな！白石も気をつけろ！」
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
