90.一護side. ページ42
一護side.
穿界門前
一通り皆と、ルキアと挨拶を終え後は帰るだけ。だが、Aがまだ来ていない。
夜一さんの話によれば今日朝方に目を覚ましたらしい。その話を聞いて俺は直ぐに病室に向かったが、もぬけの殻。でも、動けるほど元気ならそれでよかった。
「夜一さん、Aは…」
「来ないということは…じゃな」
よくわかんねぇけど…Aは元々死神だったらしい。だから、あいつが此処に残ることを止める権利はない。でも……。聞きたいこともたくさんある。
それは俺だけじゃない。井上も石田もチャドも。
「一護そろそろ」
「………まだ待ってくれ」
「黒崎くん…Aちゃんは」
井上が不安そうに俺を見たとき。
「な!?」
いきなり目の前が真っ暗になった。驚いていると、次にしたのは聞き覚えのある嘘くさい笑い声。
『はははっ、一護くん。驚きすぎだよ』
「A!」
目を覆っていた手が外れ、後ろを見る。死覇装に身を包むAが片手を挙げて立っていた。
『よ、待った?』
「……おう」
相変わらずの顔。…本当に元気になったみたいだな
「A。…決めたのかの」
『はい。皆さんと一緒に現世に戻ろうかと』
夜一さんの問にAはしっかりと答える。すると今度はルキアに近づく。
『…ルキアさん、色々すみません』
「いや。元はと言えば私が巻き込んでしまったのだろう?」
『あー、いや……そうじゃ、ないんだけど……』
「旭?」
『……ほんと、……』
ルキアの目が見開かれる。Aが何を言ったのかは聞こえなかった。
ただ顔をあげたAはいつもの表情。
『それから、浮竹隊長。お話は近いうちにするので』
「ああ、待っているよ」
『京楽隊長も同じく、近いうちにお菓子貰いにいきます』
「早めにおいでよ?Aちゃん」
『はい。それと…びゃっくんととーしろーの視線は無視の方向で』
「何を言っている……あの時の決着はまだ」
「だから呼び捨てにすんじゃねぇ!」
Aはそれぞれに告げる。白哉はなんとなく分かってたけど…いつの間に冬獅郎とも仲良くなったんだ?
その後もAは挨拶を済ましていく。
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Justice RPG(プロフ) - ブルーフェザーさん» コメントありがとうございます!とりあえずあげれる分はあげますね!ただ…最近キャラの口調に迷ってしまって…:-(。少ない脳みそを絞っているところです… (2017年7月19日 17時) (レス) id: 5b80ed3382 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - 面白いです!!更新待ってます!! (2017年7月16日 10時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 関西一家の末っ子さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!(^-^; (2017年5月18日 18時) (レス) id: 6765d86dcd (このIDを非表示/違反報告)
関西一家の末っ子 - この物語、すっごく好きです!!続きが気になります!更新頑張ってください!!! (2017年5月15日 21時) (レス) id: b387a17f8d (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 山田琉愛さん» コメントありがとうございます!貯めている分の話はパパパッと上がると思います。応援ありがとうございます! (2017年3月30日 9時) (レス) id: 14bfcee8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Justice RPG | 作成日時:2017年3月29日 18時