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62.一護side. ページ14

何だ…この威圧感……!?
この杖…まるで。切先を…突きつけられてるみてえだ…

「今のキミの実力じゃ、尸魂界で戦うには何の役にも立たないって事実をね」

獣みたいに強い目が俺を見下ろす。自然と息をのんだ。

「キミは弱い。弱者が敵地に乗り込むこと。それはジサツって言うんスよ。"朽木サンを救うため"?甘ったれちゃいけない。
死ににいく理由に他人を使うなよ」

最後の言葉はひときは低い声で、俺に響く。
すると、ゲタ帽子は杖を外し俺を解放する。俺の額には汗がにじんでいた。

「……キミはあの子の心配はしないんスね………。…いやもしくは」
「あの子?」

ゲタ帽子の呟きに首をかしげる。もしかして近くに俺の他に誰かいたのか。

「あいえ。こっちの話です」

ゲタ帽子は誤魔化してしまう

「尸魂界は…通例極囚の刑の執行までに一月の猶予期間をとります。それは朽木サンの場合も同じ筈。こらからキミをイジメるのに十日間」

イジメって…おい

「尸魂界への門を開くのに七日間。そして尸魂界へ到着してから十三日間。十分間に合う」

まだ、間に合う

「十日で俺は、強くなれるか?」
「勿論。キミが心から朽木サンを救いたいと願うなら」

俺が…本気で願うなら

「想う力は鉄より強い。半端な覚悟ならドブに捨てましょ。
十日間アタシと殺し合い、できますか?」

そんなの決まってる

「どーせ俺ができねぇっつったら…誰もやる奴いねえんだろ」

ルキア……待ってろよ

「しょうがねえっ!やってやろーじゃねえか!」

雨が止んだ 気がした。

63.→←61.一護side.



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Justice RPG(プロフ) - ブルーフェザーさん» コメントありがとうございます!とりあえずあげれる分はあげますね!ただ…最近キャラの口調に迷ってしまって…:-(。少ない脳みそを絞っているところです… (2017年7月19日 17時) (レス) id: 5b80ed3382 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - 面白いです!!更新待ってます!! (2017年7月16日 10時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 関西一家の末っ子さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!(^-^; (2017年5月18日 18時) (レス) id: 6765d86dcd (このIDを非表示/違反報告)
関西一家の末っ子 - この物語、すっごく好きです!!続きが気になります!更新頑張ってください!!! (2017年5月15日 21時) (レス) id: b387a17f8d (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 山田琉愛さん» コメントありがとうございます!貯めている分の話はパパパッと上がると思います。応援ありがとうございます! (2017年3月30日 9時) (レス) id: 14bfcee8df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Justice RPG | 作成日時:2017年3月29日 18時

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