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タクシーがついた場所は
臣のマンション
普通そうだよね
あの男は都内に住んでるのに
わざわざホテルに他の部屋を取った
そんな事も気づかなかった
不倫なんだから自宅になんて
連れて行けない
臣「どした？座れよ」
「さっきはごめん」
臣「別にマリアとAを
比べた訳じゃねえよ。
フラフラしてるなんて思わねえ。
Aはその時の自分の気持ちじゃなくて
今そこにいる他の人がどう思うかを
優先するだけだろ？」
「そんな良い子じゃないよ…」
臣「なんだ？急にどーした？」
「自分が本当にバカだなって…
普通付き合ったらホテルじゃなくて
家に連れてくるよね…」
臣「あー！あんな男の事思い出すな！」
「思い出すなって…
明日は会わなきゃいけないし」
臣「あ、それ。俺も行くわ」
「へ？」
驚きで変な声でちゃったよ
臣「あー大丈夫。ビジネスの話だし
契約の件もあるから弁護士も連れてくから」
「いやいやいや…待ってよ！
ちゃんと自分でできるから！」
臣「本当は仕事の事口出ししたくないけど
急だから弁護士とか用意できねえだろ？
それにごめん…本気でわがままだと思うけど
もうあの男と関わって欲しくない」
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作者名：miniminimana
| 作成日時：2021年8月31日 16時
