決戦の狼煙をあげようか。�� ページ33
『清海A』
『何だあれ！ 聞いてない！』
生徒会室でまた紅茶を飲んでいる天祥院さんに詰め寄る。
そんな私の行く手を阻んだのは弓弦先輩。
思わず舌打ちしそうになるのをぐっと堪えた。
『SS』への出場権を争うドリフェス……通称【DDD】
腐っても私は生徒会でたった一人の広報だ。
【DDD】の準備のために校内アルバイトへの応募も増えるし、またドリフェスの準備もしなきゃだし、私の仕事量がアホみたいに膨れ上がる。
それを知ってか知らずか呑気そうにあの『皇帝』は……！
「落ち着けA。そもそも今回の召集は貴様にそれを伝えるためだったんだ。遅れてきたのは貴様だろう。」
『わざわざ召集する意味あるのかよ!? 私が真面目に来るだろうなんて考えしたあんたらの詰めが甘いんだろ!? この前の『S1』忘れたんですか！』
「理不尽が過ぎるぞ。」
『知らねえよもう……自分が何言ってんのかもわかんねえよもう……いいから広報に人員割けってんだもう！！！』
「落ち着け」
「紅茶でも飲むかい？」
『あんたどんだけ紅茶飲むんだよお腹タプタプになるぞ』
「ふふ、心配してくれてありがとう。」
『あ"ぁ〜もう！！！ なんだこいつ！』
「落ち着いてくださいまし、Aさま。」
『落ち着いてますー！』
「仕方ありませんね……少々お待ちください。チェーンソーを持ってきます。」
衝撃的な弓弦先輩の一言に、思わず目を見開く。
『はっ……はは、チェーンソーは嘘ですよね…？』
「……♪」
『落ち着いてます大丈夫ですお手数をおかけしてごめんなさい』
「おや残念」
『残念』ってなに。
弓弦先輩はこの中で一番ヤバい匂いがする人。
時々感情がない、怖い。
弓弦先輩と颯馬先輩、乙狩先輩には逆らわないって私決めてる。
「けど、たしかにAにばっかり負担が集まるのはボクもやだな。ねえ会長、どうにかならない？」
『桃李〜！』
「そうだね……それならこうしようか。渉。」
「はい！ 私を呼びましたか？」
「へやぁっ!? ちょっと日々樹センパイ！ 心臓に悪いんだけどっ！」
「うふふ、姫君の心に驚きを届けられたのなら至上の喜び！ 次は私の愛がこもった抱擁を受け取ってください！」
「受け取るわけないでしょっ！ ちょっ……近づくなー！」
何やってんだあの人。
はぁ、とため息をついて、この場にいない先輩に私は思いを馳せていた。
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生しょうが - 澪。さん» 同感です…！楽しみにしてもらえて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (2022年9月4日 22時) (
レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
澪。(プロフ) - 司くんは丸いぐらいが可愛いですよ、😌 いつも投稿楽しみにしてます！身体には気を付けて頑張ってください〜🔥 (2022年9月4日 20時) (レス) @page38 id: ebb5373f91 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» コメントも応援もありがとうございます！ぜひぜひ楽しんでいってください！ (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみに読ませていただきますね〜！ (2022年8月18日 21時) (レス) @page4 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月18日 13時
