決戦の狼煙をあげようか。�� ページ34
『清海A』
「準備には渉の手を貸してあげなさい。渉がいれば百人力だろう？」
『ええと……失礼なんですけど、この人って日本語通じます？』
「仮にも『三奇人』の一人によくそんなこと言えるな貴様。」
『いや、言葉通じなさそうだなあと思って……』
「命じられればどんな国の言語でも習得してみせましょうとも！ 『皇后陛下』のためですしね！」
『……その呼び方、やめてくれません？ 『皇帝』の正妻になんて金払われてもなりませんから。』
「そこまで言われると傷ついちゃうな……？」
乾いた笑いをもらす天祥院さん。
そこは「僕もそんな気さらさらないよ」とか言ってくれよ…。
「それならAさんとお呼びしますね、改めてよろしくお願いします！」
『じゃあ私も、渉さんって呼びますね。手伝ってくれるなら仲良くしましょう。』
「うふふ、『手伝わないなら仲良くしないけどね』が語尾に透けて見えますね……！ 正直な貴女はとても素敵で愛らしいですよ！ ぎゅうぎゅうっ☆」
『ちょっ……痛い痛い痛い！！！』
私が差し出した手を握ってくるのかと思ったら、私の体を長い両腕で抱き寄せてくる。
さすが朔間さんと同じ三奇人、力が強すぎる。
「何やってるの変態！ Aから離れて！」
「さすがの渉でもそれは見逃せないかな……？」
「後輩へのセクハラ行為は高くつくぞ。」
「おや、チェーンソーの出番ですか？」
「やはりAさんは愛され者ですね！ いつか私だけの愛を受け取ってくれることを願うばかりです……☆」
『意味わかんねえ……てか早く離れろ！』
私にこのポジションは勿体ないだろ。
ーーー…
翌日。
放課後に北斗先輩が訪ねてきて、『fine』への移籍をした。
丁寧に契約書まで書いて。
『スバル先輩は来ないっすね』
「まあ、一筋縄ではいかないと思っていたよ。彼に縛るものはないからね。」
『……ああ、そういうこと。』
『明星』……どこかで聞いたことがあると思ってた。
たしかに、スバル先輩には北斗先輩と違って縛るものはない。
彼には、『理想』を追い求めることしか出来ないのだから。
そうするしか、救いはないのだから。
『やっぱりあんた性格悪いな』
「ふふ、君に言われると照れるね。」
『褒めてねえよ』
この人を見てると、イラつく理由がなんとなくわかった。
『この先待つのは、ただの孤独だけだ。』
貴方はまだ後戻りできる、なんて死んでも言ってやんねえ。
疲れた時には『sweets』を…♪�、�←決戦の狼煙をあげようか。��
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生しょうが - 澪。さん» 同感です…！楽しみにしてもらえて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (2022年9月4日 22時) (
レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
澪。(プロフ) - 司くんは丸いぐらいが可愛いですよ、😌 いつも投稿楽しみにしてます！身体には気を付けて頑張ってください〜🔥 (2022年9月4日 20時) (レス) @page38 id: ebb5373f91 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» コメントも応援もありがとうございます！ぜひぜひ楽しんでいってください！ (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみに読ませていただきますね〜！ (2022年8月18日 21時) (レス) @page4 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月18日 13時
