一年B組�� ページ12
『清海A』
『……うん、姫宮だな。私は清海A。』
「ちょっと！ 何で司たちは名前でボクだけ名字なわけ!? 順位付けされてるみたいでやなんだけど！」
『別に姫宮が良いなら名前でも良いけど。『高貴なる姫宮』を名前呼びしても良いのか？』
「むっ……ボク、そんなことで怒るほど器小さくないから！ 特別におまえに『ボクを名前呼びする権利』をあげるっ♪」
『わ、わかった。桃李だな？』
見た目に合わない『おまえ』という二人称に驚くが、私も同じなので指摘できない。
桃李の満足そうな顔に、司は不満なのか私の手を引いた。
「さあ、『高貴なる桃李くん』が帰るらしいですし、道を開けてあげましょう。桃李くん、いつでも帰っていいですよ？」
「んなっ！ つっ、司のばーかばーか！ Aはボクのなんだから、離れないで！」
『いや、桃李のになった覚えは……！』
「ばびゅーん！ あれあれっこんなところで集まって、皆何してるんだぜっ？」
『ったあ！！』
両腕を司と桃李に引っ張られている状態で、どなたか知らんがさっきの忍より勢いつけて飛び込んでくる。
お腹に盛大な衝撃を加えられ、私はへたり、と床に座り込んだ。
「ちょっ!? 何やってんのおまえ！ Aが倒れちゃったじゃん！」
「うわわっ！ ごめんなさいなんだぜー！ お礼に保健室までダッシュで運ぶぜ！」
『つっこまない、つっこまないからな……!?』
お礼じゃなくてお詫びだろ！！
なんて絶対本人に教えてやんない。また今度間違えて辱めを受けやがれ……！！
さっと駆け寄って心配してくれたのはゆうた。
兄であるひなたは爆笑してた。
何なんだこの兄弟の差は！！
「たしか天満くんでしたよね!? どっ、どうするんです、この状況！」
「うん！ オレは『天満光』だぜ！ どうするかはオレも聞きたいんだぜ！」
「HaHa〜♪ ここで固まってると皆さんに迷惑だな〜。移動した方が良いと宙は思います！」
「こっ、今度は誰でござるか!?」
「HuHu〜♪ 宙は『春川宙』です！ 自己紹介はさっきちゃんとしたはずだな〜？」
金髪に黄緑の差し色を加えた派手な髪に目がチカチカする。
私は気分悪いってのに、騒ぎやがって……
『しまえ、不良はもうお終い、ダメだからぁ……！』
「わっ、急に叫んでびっくりしたな〜！ あれ、この子意識が遠のいてます！」
「ええっ、ちょ、保健室〜！」
ゆうたの声を最後に、私の意識は落ちていった。
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一織(プロフ) - 生しょうがさん» 返信ありがとうございます！！ぜひぜひこれからも応援させてください…！！ (2022年8月13日 23時) (
レス) id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - ♡ろぉる♡さん» コメントありがとうございます！一番だなんて…！嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 18時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
♡ろぉる♡ - すごい好みの作品です！今までで一番好きです！更新頑張ってください！ (2022年8月13日 17時) (レス) @page26 id: fb36bde41e (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» ありがとうございます！良ければこれからも応援してくださると嬉しいです！ (2022年8月13日 11時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 初コメ失礼します、すごく好みな作品にやっと出会えました！ありがとうございます！ (2022年8月11日 23時) (レス) @page13 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月11日 14時
