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翌朝、昨日の豪雨の影響でまだくすぶった天気が続いていた。
どんより、じめじめ。
わたしの心ももやもや。
たまもりくん風邪とかひいてないかな
大丈夫かな…
目覚まし時計を止めてまず初めに頭に浮かんだのは昨日の彼のことだった。
日課の水やりをしていても考えるのは彼のことばかり。
心なしかお花たちは元気がなさそうで
「君たちも心配だよね…」
なんて話しかけてしまう。
土曜日の午前中はお家の掃除を一気にして
それから映画を見たり、お菓子作りするか、買い物に行くか。
そして日曜日は…うん、土曜日と同じ感じ。
ソワソワした気持ちのままお昼が過ぎて
休みとか関係なく仕事に行っちゃうお母さんを見送って
だらんとソファに身を預ける。
元気が出ないというか、気になって仕方ない
たまもりくんのことが。
ただ自分が敏感になってるだけかもしれないけど…
ほわほわと、あの柔らかいゆったりとした口調とか
いつも無表情なのに、笑うとくしゃってなるところとか
ついつい思い出しちゃう。
久々に人の優しさに触れたからかなあ
わたしの日常の大切なところから、ひょっこり出てきたたまもりくんは、無地のキャンパスに一色控えめにいろづけてきた。
そんな感じ。
新鮮で、なんだか怖い。
23年生きてきて、それなりの人付き合いはしてきたからある程度の対処法はわかる。
でも、そんな簡単に片付けちゃいけない気がして、この歳になって答えのわからない気持ちに出会っちゃったことが、ちょっと怖いんだよね
カフェのバリスタと常連の簡単な枠で考えればいいことなんだけど…。
今度会った時はちゃんとお礼言おう。
よし、ってまたいつもの土曜日のわたしに必死に戻して、でもまだなんとなくふわふわした気持ちで。
デニムと白Tに着替えて、とりあえず買い物に出た。
だけど、雨の跡のあるアスファルトを見ながら歩いてると
昨日この道通ったんだとか、過剰に思い出すわたしは中学生かって突っ込みたくなるほどで。
スーパーで卵とトマトだけ買う予定だったのに
明日ケーキ作ろう、レモンケーキ。
なんてわざわざ予定を忙しくてレモンとかはちみつ買い足していた。
やばい、ひとり時間を充実させ過ぎていたツケがここに来てやってきたのかな
買い物を済ませて
そしてお花屋さんにも寄った。
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Chapi(プロフ) - ふーさん» ふー様 お返事が大変遅くなり申し訳ございません！素敵なご感想をくださり、ありがとうございます。私自身慌ただしい日々の中で心落ち着かせる時間って大切だなと思うので、届いてくださって嬉しいです。ゆったりではありますがこれからもよろしくお願いいたします！ (2022年12月11日 21時) (
レス) @page39 id: bb7ad5c321 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話読んでいると私の時間までゆっくり流れるような気がして、世界が少し優しくなります。ありがとうございます！次の更新も楽しみにしています^^ (2022年10月24日 19時) (レス) @page38 id: aa1a944516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chapi | 作成日時：2020年9月14日 23時
