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これはちゃんとした理由がある。
部屋に飾ってるお花が萎れてきたから、ちゃんと新しい子迎え入れてあげないといけないからね。




赤とオレンジのマーガレットを1本ずつ買ってそのまま帰ろうとしたけど

もう一つわたしには気がかりなことがあって…





それはカフェの店先の紫陽花たち。

昨日は暗くて見えなかったから、あの子たちのことも心配でたまらなかった。




はじめて金曜日以外の日に途中の小道で曲がって、カフェに向かった。


残念なことに、やっぱり紫陽花たちの茎はぽっきりと折れてしまっていて、アスファルトの上に花びらが散っていた。



大事にお世話されていたのを知っている分余計に心が痛くなって、

花は芽が出たときから枯れるまで愛おしくて
枯れていく姿も受け入れるべき美しさだけど
この子たちにはもう少しだけいてほしかったな…。




「何もできなくてごめんね、来年また会おうね」




辛うじて生き残っていた背の低い紫陽花をしゃがんでそっと撫でた。




カランコロン…




「こんにちは」

「…こ、こんにちは」




お店のドアが開いて、びっくりして
心配だけど恥ずかしくてちょっと会いたくないたまもりくんに遭遇するかもなんて、今になって気づいたけど


出てきたのはたまもりくんとは違う人だった。

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Chapi(プロフ) - ふーさん» ふー様 お返事が大変遅くなり申し訳ございません!素敵なご感想をくださり、ありがとうございます。私自身慌ただしい日々の中で心落ち着かせる時間って大切だなと思うので、届いてくださって嬉しいです。ゆったりではありますがこれからもよろしくお願いいたします! (2022年12月11日 21時) (レス) @page39 id: bb7ad5c321 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 更新ありがとうございます!このお話読んでいると私の時間までゆっくり流れるような気がして、世界が少し優しくなります。ありがとうございます!次の更新も楽しみにしています^^ (2022年10月24日 19時) (レス) @page38 id: aa1a944516 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chapi | 作成日時:2020年9月14日 23時

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