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控え室へ着くと、彼はそこにいた。
「征十郎」
そう呼ぶと、彼はいつものように、振り返った。
白いタキシードを来た征十郎は、別人のように見えたけれど、やはり私のよく知る彼だった。
赤「綺麗だよ、A」
そんなことを言われたのは久しぶりで…いつもなら真っ赤になって否定するところだけど、自然と出たのは違う言葉だった。
貴「ありがとう…その…征十郎もかっこいいよ」
赤「ありがとう、A」
征十郎は、微笑んで、私の頭を撫でた。
その時、コンコン、とノックの音。
征十郎がどうぞ、と言うと入ってきたのは水色の髪の男性だった。
「すみません、お邪魔でしたか」
赤「問題ないよ。…黒子、今日はよろしく頼む」
口をぽかーんと開けて「?」となっている私に、水色の髪の彼は、私に言った。
黒「申し遅れました、僕は黒子テツヤです。赤司君とは中学生の時一緒にバスケをしていました」
赤「黒子に、仲人を頼んだんだ」
仲人さんだから、これからお世話になるから…とあれこれ必死に考えて、ちょっと緊張しているのもあってまずは挨拶しなきゃ!と思い
貴「よっ、よろしくお願いします!」
と、焦って言うと、2人に笑われてしまった。
黒「こちらこそ、今日は、よろしくお願いします…では、また後で、失礼します」
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桜兎 - とても面白いです。続きが見たいので、更新宜しくお願いします! (2016年8月9日 16時) (レス) id: 18143e7d71 (このIDを非表示/違反報告)
さっち(プロフ) - 続き気になります!更新待ってます (2015年11月12日 17時) (レス) id: 1f0650222a (このIDを非表示/違反報告)
ちかるたんたんめん(プロフ) - 続きがとても気になります!これからも頑張ってください! (2015年10月18日 11時) (レス) id: b199c19f9a (このIDを非表示/違反報告)
牛(プロフ) - 天の川がテーマって良いですね!(笑) 楽しみです♪ (2015年7月10日 0時) (レス) id: e86218ad60 (このIDを非表示/違反報告)
味醂 - 一緒に天の川みよう(≧∇≦) (2015年7月7日 21時) (レス) id: 75ab363b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツ | 作成日時:2015年7月5日 1時