story-20 ページ25
ふと、料理をする彼の背中を見つめる。
彼はそんなに大柄な方じゃない。
けれど、彼の背中は頼もしくて、優しくて。
私はそんな彼の背中が大好きだ。
赤「ほら、できたぞ」
征十郎の作ったお粥はとても美味しそうだった。
貴「料理も出来ちゃうなんて、征十郎には何やっても勝てないなぁ…」
赤「まったく…粥くらい、誰にも作れるだろう」
彼は苦笑した。
赤「ほら、早く食べろ」
貴「うん……あっつ…モグモグ…ゴクン」
貴「すっごく美味しい!久しぶりにご飯食べた気分!」
赤「良かった、喜んでもらえて」
私達はにっこりと笑いあった。
赤「あ…そうだ今日泊まっていいか?」
貴「いいけど…なんで?ベッド一つしかないし…」
赤「さっきみたいに倒れられたら困る…これ以上俺に心配かけさせる気か?俺はソファで寝るから構わないよ」
貴「そっか…わかった。何から何までごめんね、征十郎」
赤「妻を助けない夫がいるか?」
自分の顔がぼっと熱くなるのを感じた。多分これは風邪のせいじゃない。
それを言う赤司の顔も赤く染まっていた。
貴「あははっ、征十郎、顔赤いよ」
赤「…そんなことはない、それに、お前も赤い…」
赤司は顔をそむけた。
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桜兎 - とても面白いです。続きが見たいので、更新宜しくお願いします! (2016年8月9日 16時) (レス) id: 18143e7d71 (このIDを非表示/違反報告)
さっち(プロフ) - 続き気になります!更新待ってます (2015年11月12日 17時) (レス) id: 1f0650222a (このIDを非表示/違反報告)
ちかるたんたんめん(プロフ) - 続きがとても気になります!これからも頑張ってください! (2015年10月18日 11時) (レス) id: b199c19f9a (このIDを非表示/違反報告)
牛(プロフ) - 天の川がテーマって良いですね!(笑) 楽しみです♪ (2015年7月10日 0時) (レス) id: e86218ad60 (このIDを非表示/違反報告)
味醂 - 一緒に天の川みよう(≧∇≦) (2015年7月7日 21時) (レス) id: 75ab363b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツ | 作成日時:2015年7月5日 1時