52匹目 ページ7
貴「なんで……なんで逃げているんだ僕は
逃げる必要なんてないはずなのに」
僕の考えに反し、体は走ることを一向にやめない
そのままスピードを落とさず、軍艦の自分の部屋に駆け込んだ
いきなり帰ってきた僕に、海兵さんたちは驚いていたが
そんなものは関係ない
すぐに人型に戻り、乱れた息を整えながらベッドに座る
ドクドクと心臓が激しく脈をうち、苦しい
いや、正確に言えばそれだけではない
心臓ではなく胸の中心の奥底を
図太い針で刺されたような
または細い縄できつく縛られたような
そんな痛みも一緒にあるのだ
貴「最悪……気づかないようにしてたつもりなのに……」
この痛みには覚えがある
それももう遠い遠い昔のことである
大丈夫だと思ったのに……
.
.
.
〜クザン said〜
浜辺を歩いている時に見つけた、超絶美人の姉ちゃん
スタイルもよく、散歩くらいならつきあってくれるというので
そのまま2人で浜辺を歩いていた
しばらくして見えてきたベンチに腰掛け
他愛もない話をしていた
すると彼女のはるか後ろから、1匹の黒猫がこちらに向かってきているのが見えた
尾が二又だっただめ、すぐにAちゃんだと気づいた
そのうちこっちにたどり着くだろうと思い
特に気にせず、彼女との会話を続けていた
ところが歩いていたAちゃんが急に立ち止まったかと思うと
後ろを振り返り、猛スピードで来た道を戻っていってしまった
俺はびっくりして立ち上がったが、彼女にどうしたのかと聞かれ、すぐに座り直す
猫の姿だったため、表情は全くわからなかった
あたりを見ても、俺と姉ちゃんとAちゃん以外には誰もいなかったはずだ
一体なぜ走っていったのか…
113人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Love sheep(プロフ) - 詩音さん» おぉ…… 夢主ちゃんの性別が変わるうえに幼児化ですね。 了解しました。本編が一段落しましたら書かせていただきます。リクエストありがとうございました。 (2016年9月22日 21時) (レス) id: eb969cf13f (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - 夢主がショタ化してしまった話です! (2016年9月22日 9時) (レス) id: 8b0c699854 (このIDを非表示/違反報告)
Love sheep(プロフ) - 詩音さん» コメントありがとうございます。 番外編等のリクエストはウェルカムですwお願いします。 (2016年9月20日 22時) (レス) id: eb969cf13f (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - いきなりですが、リクエストして良いですか? (2016年9月19日 15時) (レス) id: 8b0c699854 (このIDを非表示/違反報告)
Love sheep(プロフ) - 詩音さん» コメントありがとうございます!面白いですかね…?ww クザンは夢主ちゃんに弱いので(*`・ω・´) これからも応援よろしくお願いします (2016年8月24日 19時) (レス) id: eb969cf13f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Love sheep | 作成日時:2016年8月19日 22時