検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:1,317 hit

Wデート age13 ページ23

ギョッとして声の方を見るとそこに,見間違えようもないエイコーの姿があった。「コメントくださーーーーい!!」トモヤも記者になって走ってくる。更には「実録!Wデートカップルの一日!」というボードを掲げた委員長まで・・・・・・。硬直する私と花日の隣で,男子ふたりがなにか耳打ちしている。桧山が頷くと,高尾が繋いだままの花日の手を引っ張って走り出す。桧山「逃げるぞ蒼井!」結衣「う,うんっ」花日達が逃げたのとは反対の方向へ,桧山が走り出した。「分裂した!」「こっちもフォーメーションBだ!」背後でエイコー達取材陣の焦る声が聞こえる。でも,桧山が上手く人の波をすり抜けていくので,声はどんどん遠ざかっていった。桧山の後ろについて走りながら,私は花日と高尾の姿を思い出していた。あのふたり,逃げる時も繋いだ手を離さなかった・・・・・・。桧山に拒否されてしまった自分の手を,私は悲しい気持ちでぎゅっと握りこんだ。

蓮華Side

私,蒼井蓮華は彼氏の赤司征十郎と幼馴染み兼親友の桃井さつき,黒子テツヤとショッピングモールに遊びに来ていた。簡単に言うと,Wデートってところかしら?
遠くから,エイコーの騒がしい声が聞こえた。その声は,征達にも聞こえてたみたいで,赤司「本当に,彼奴らあきないよね」と苦笑を混じえて話しかけてきた。蓮華「そうね」黒子「けど,賑やかでいいと思いますよ」さつき「だよね♪」赤司「まぁね。折角,ショッピングモールに来たんだし,楽しまないか?」蓮華「そうね。楽しみましょうか!」黒子「ですね」さつき「うん!」私達は,エイコー達の事は気にせず遊ぶ事にした。
暫くぶらぶらしていたら,うさぱんだのぬいぐるみが落ちていた。蓮華「あれ?」赤司「どうしたんだい?」蓮華「落し物だと思うんだけど」私は,落ちていたうさぱんだのぬいぐるみを拾って征に見せた。赤司「うさぱんだのぬいぐるみだね。サービスカウンターに持っていくにも,遠いし」さつき「何してるの?」黒子「どうされたんですか?」赤司「ああ。蓮華が落し物を拾ってね。サービスカウンターに持っていくにも,遠いからどうしようかって話してたんだよ」さつき「ならさ,そこの手摺に置いてたらいいんじゃない?」黒子「それもそうですね」赤司「そうしようか」蓮華「えぇ」私は,拾ったうさぱんだのぬいぐるみを,手摺に転がせた。持ち主が見つかりますように・・・・・・。

Wデート age14→←Wデート age12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:12歳 , 黒子のバスケ , 黒桃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったりbyキ...  
作成日時:2022年10月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。