Wデート age12 ページ22
変顔だらけのプリだけど・・・・・・でも,なんだか私達らしいかも。楽しくてニコニコしていたら,桧山もつられて笑ってくれた。桧山「・・・・・・なあ,今度はふたりで──」結衣「ね!花日達のところに戻ろ・・・・・・え,何?」ちょうど私の声と重なってしまったみたいで,桧山の言葉が聞き取れなかった。桧山「・・・・・・いや,別に」聞き返したけど桧山はもう,何を言ったのか教えてくれなかった。
フードコートで四人でお昼ご飯を食べて,それからまたのんびりお散歩。結衣「あ,あれ可愛い!」花日「ほとんだー!」女子チームが店先でつい立ち止まって,男子がそれに根気よく付き合うという図式。桧山「女の買い物って意味もなく長いくせに,見るばっかりで買わないんだよな」高尾「だね」振り返ると,桧山のぼやきに高尾が苦笑しているのが見えた。男同士何か通じるものがあるのか,会話は少ないけど思ったより仲が良さそうだった。まあ,桧山の言いたい事はわかるけど・・・・・・。花日は高尾に撮ってもらったうさぱんだのぬいぐるみを大事そうに抱えているし,私はと言えば桧山とのプリクラが肩から斜めにかけたバッグに入っている。ふたりとも今日一番の宝物は手に入れてしまったから,これより他のものはもう,焦って買う必要はないんだよ。午後になって人が増えて来たのか,モールの通路はかなり混み始めていた。花日「わ,わわっ」歩行者を上手く避けられない花日は,すぐに人の波に流されて迷子になってしまいそうだった。反対向きに歩いてくる人にすぐぶつかって,右にふらふら左にヨロヨロする花日を見て,高尾がプッと笑っている。・・・・・・あー,この気持ちわかる。今きっと高尾は,花日のことを小動物っぽくて可愛いとか,見てて飽きないなーとか思ってるんだろう。でも。高尾「ほら。・・・・・・迷子にならないでね」花日「うう〜〜〜〜,ごめん」高尾の差し出した左手に,花日が
。ドキドキしながら桧山のあいた左手に,自分の手を伸ばしたら。「・・・・・・っ」指に触れる前に,気付かれた。「あ・・・・・・」強ばる桧山の表情にショックを受けて,私も慌てて手を引っ込めた。微妙な空気が流れた,その時──
「リア充はっけーーーん!!スクープスクーーーープ!!」
誰の声だったのでしょうか?答えは,次のページで!!(。・ω・)ノ゙
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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったりbyキ...
作成日時:2022年10月3日 0時