キス・キライ・スキ age8 ページ17
近くで,一翔が結衣にスカートを履いてくるなと言っていた声が聞こえた。馬鹿ずま,いい加減素直になりなさいよ。赤司「ば一翔の奴」蓮華「いい加減素直になれば良いのに」黒子「ですね」さつき「だよね〜」征達も,同意見だったらしく同じことを言っていた。桧山「兄さん達,うるせぇ!!兄さん,今日の店番変われよ!」赤司「え,無理」桧山「こんの,リア充が!」一翔は,此処がクラスであるのを忘れていたらしく,大声で征に文句を言っていた。赤司「うるさい。此処クラスだからな?」桧山「あっ・・・・・・」
紅葉Said
突然のスカート捲りで六年二組の女子全員の敵になったエイコーは,その後も全くメゲテいなかった。エイコー「6−2,女子総選挙,結果発表〜!」昼休みになってすぐの事。エアマイクで司会者みたいになったエイコーが,二つに折った紙を手に,そんなことを言い出したので,私,蒼井紅葉は呆れてしまった。うおぉお〜と盛り上がる男子に,まりんが氷のような冷たい目を向ける。まりん「人気投票って・・・・・・。男子,そんな事してたんだ」「まじサイテーすぎる・・・・・・」蓮華「死ねばいいのに」さつき「うん」赤司「蓮華落ち着け」黒子「さつきさんもですよ」女の子達はドン引き。特に蓮華ちゃんとさつきちゃんは,酷かったけど,赤司君と黒子君が落ち着かせていた。・・・・・・だよね。勝手にランク付けされるなんて気分悪いもん。結衣「花日,紅葉,」知ってた?」お姉ちゃんに小さい声で聞かれて,私と花日は頭をふるふると横に振った。エイコー「それでは,発表します!」女子のブーイングを無視して司会者のエイコーが宣言すると,トモヤが「ダラダラダラダラ・・・・・・ジャン!」とドラムみたいな効果音を入れる。エイコー「栄光の第一位は・・・・・・浜名心愛!」そこですかさず委員長が,心愛の名前が入ったボードをあげた。心愛「え〜,恥ずかしい〜!」選ばれた心愛は頬に両手を当てて,びっくりしている。でも,これには皆納得した。何しろ心愛はクラスの大半が認める美少女だ。大きな瞳に長い睫毛。栗色の髪をくるっと巻いて,唇も色付きリップで何時もつやつやしている。心愛は困り笑顔をキープしたまま,スーッと高尾の方へ寄って行った。心愛「高尾君も,心愛に入れてくれたの〜?」高尾「いや。オレ,投票してないし」何処までもぶっきらぼうな高尾の腕を,心愛ちゃんは「またまたぁ〜」なんて言いながら,つんつんと突いている。
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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子
作成日時:2022年9月3日 14時