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〜キス・キライ・スキ〜𝒩𝑜.19 ページ26

うそ・・・・・・。これって・・・・・・?

どれくらい時間が経ったんだろう。
すごく長いような気がしたけど,多分本当は,ほんの数秒の事だ。
無言で唇を離した高尾が,ふいっと私に背を向ける。
ねえ,今どんな顔してるの?
なんで私にこんなことするの?
そのどれも口に出せないまま,私は高尾の広い背中を見詰めた。すると振り返りもしないで,ぽつりと高尾が言った。
高尾「・・・・・・帰ろっか」
花日「・・・・・・はい」
一歩を出そうとして足が縺れる(もつれる)。膝が震えていた。
頭の中が真っ白になって,言葉が出ないし,何も考えられない。
なんで?彼氏とかよくわかんないって,ほんのちょっと前まで思ってたのに・・・・・・。

綾瀬花日,12歳。
初めてのキス,しちゃいました。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

蓮華Side

蓮華「征,リコーダーの練習しよ?」
私,蒼井蓮華はそう言って征,赤司征十郎をリコーダー練習に誘った。
赤司「嗚呼。そうだな」
蓮華「昨日は,ありがとう」
赤司「どういたしまして。ねえ,蓮華。教室じゃ練習出来ないし,空き教室行かないか?」
蓮華「良いわよ。荷物は持ってく?」
赤司「嗚呼」
征は,そう言うと私の荷物と自分の荷物を肩に掛けて私の横に来た。
赤司「お待たせ。行こうか」
蓮華「ええ」

〜空き教室〜

赤司「やろうか。練習」
蓮華「ええ」
それから私達は,何度も通し練をした。
赤司「流石に疲れた」
蓮華「征でも,疲れることあるんだ」
赤司「当たり前だよ。まだ,小学生だからね」
蓮華「そうね。ねぇ,これからテストの日まで此処で練習しない?」
赤司「良いよ。外見て」
蓮華「え?わぁ。綺麗〜」
征に言われて,外を見るとすごく綺麗な夕日が広がっていて,奥の方はグラデーションになっていた。
赤司「だろ?ねぇ,蓮華」
蓮華「ん?な・・・・・・」
征に名前を呼ばれて振り返ると,直ぐ近くに征の顔があり,私は固まってしまった。
征は,私が動けないのをいい事に徐々に近付いてきた。そのまま,征の息が頬に触れた後唇と重なった。
蓮華「せ・・・・・((chu」
名前を呼ぼうとしたら,一度離れた唇がまた私の唇に重なった。
赤司「照れてるな?」
蓮華「辞めっ/////」
赤司「可愛い反応するね」
蓮華「馬鹿征!/////」
赤司「それは,どうも。そろそろ帰ろうか。ね?」
征は,そう言うと私の手を掴んでそのまま恋人繋ぎをした。

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったり!by...  
作成日時:2023年4月23日 0時

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