御伽草子４１８ ページ32
それからしばらく経った時だった＿＿＿
主人公「…！」
主人公は崖に座る犬夜叉を見つけた。
その横顔は何かを思いつめているようだった。
主人公「…犬夜叉。」
犬夜叉「！主人公か…」
主人公「隣、いい？」
犬夜叉「お、おう…」
主人公は犬夜叉の隣に同じく腰掛ける。
主人公「紫織ちゃんのこと、考えてたんでしょ？」
犬夜叉「…それだけじゃねぇよ。」
主人公「…優しいね犬夜叉。」
犬夜叉「ｯ、馬鹿、俺は別に…」
主人公「…同じじゃないけど、似てる境遇なら私にも分かるから…紫織ちゃんや紫津さんが辛かったのは理解出来る…でもね犬夜叉、私、ううん私だけじゃない。弥勒様や珊瑚ちゃん、優兄ちゃんにかごめちゃん、七宝ちゃんや冥加じいちゃんも…」
犬夜叉「わかってるよ。」
主人公「！」
犬夜叉は主人公の言葉を遮って小さく言った。
主人公「…犬夜叉、私ね…ここに来て救われたんだ。」
犬夜叉「え？」
主人公「私のことを、受け入れてもらえる人達にこうして出会えて、私を少しでも必要としてくれるみんながいてくれたから、私は今ここに、犬夜叉の隣にいられるの。だから、犬夜叉＿＿＿
＿＿＿ありがとう。」
犬夜叉「！…ｹｯ、急に何言い出してんだ！んなの当たり前だろ！」
主人公「犬夜叉…」
主人公は犬夜叉の言葉に何かがこみ上げてくる。
主人公「ふふ、よしよし！」
犬夜叉「っておい！犬扱いすんな！」
主人公はそれに犬夜叉の頭を撫でた。
犬夜叉が主人公の腕を振り払った時＿＿＿
犬夜叉「！」
主人公「どうかしたの？」
犬夜叉が突然何かに気づいて立ち上がった。
その目線の先には＿＿＿
ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ！
主人公「！あれは！」
海の上を飛ぶ無数の集団。
主人公「百鬼蝙蝠の大群！」
百鬼蝙蝠たちだった。
奴らは、村を目指して飛んでいく。
犬夜叉と主人公は紫津の家へ向かい
犬夜叉「お前ら！何ぼーっとしてんだ！行くぞ！」
弥勒「うん。」
弥勒たちに声をかけた。
そして一行は村へと向かって行く。
そして
犬夜叉「待ちやがれ！散魂鉄爪！」
犬夜叉は村人を襲おうとする百鬼蝙蝠を引き裂いた。
そして上空には手に紫織を乗せた大獄丸がいた。
犬夜叉「ジジイ、てめぇ許さねぇ！」
大獄丸「小僧目障りだ！」
大獄丸はそう言って蝙蝠たちに指示をし、蝙蝠たちは犬夜叉へ向かう。
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アヒル - この物語すごく好きです。更新頑張ってください！ (2019年12月8日 3時) (
レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
冷 - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年10月11日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 私も、同じです。無理はせず、更新お願いいたします！ (2019年10月3日 18時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
夢プリン(プロフ) - 犬夜叉が大好きです！主人公ちゃん可愛い！これからも頑張ってください、応援してます(^^) (2019年9月7日 16時) (レス) id: f6f6602301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月25日 13時
