変人が53人 ページ6
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「…はぁ？調子乗んなよ」
「むっかつくわ〜」
そう言って私を掴んでいた手を離したと思ったら、ちょっと強く私の肩を押してきた。
手のひら返しかよ、だっさ！！！つか、触んなし！！！！
それでも手は離されたのでコートに向かおうとする。
「おい待てよ」
「話しようぜ」
『だっっからあんた達に構ってる時間が無駄だって言ってんの！！！私はマネージャー！見れば分かるでしょ！？』
大声を出すと なんだなんだ と周りの人達が騒ぎ出した。
アッ、待って、それはまずい。
「お前っ」
「人のに手出すのやめてもらっていいですか」
『！』
その声が聞こえるとピタッと私たちの動きが止まる。
この愛しの声は……
『京治くんっ！』
赤「うん。………あなた達、こんなとこで暴力沙汰なんて起こしたらどうなるか分かってますよね？そもそも公共の場でナンパなんてするの、恥ずかしいと思うんですけど」
京治くんがそう言うとナンパ2人は顔を真っ赤にしてどこかへ去っていった。
ええ、男が出てくればいなくなるのかよ……どういうこと…
赤「あーいう時はほっとくのが1番。でも見ててスッキリしたかも。」
『ありがとう、京治くんっ♡』
微笑んでそう言う私の彼氏は前世どこかの国の王子様だったのかもしれない。整いすぎた顔立ちに私はついていけない！！！！！！好き！！！！！！！！
『あ、もうすぐ始まるんだった！京治くん頑張ってね！応援してるからっ！』
赤「うん、Aもね」
はい、お名前で呼ばれましたっ！頑張れるっ！！
そう思ってコートに行こうとするが、忘れてた、と呟いてまた京治くんの前に立つ。
赤「？」
『んふふ、充電っ！！』
ギュッと京治くんの両手を持って、私の手で包む。
へへへ彼氏になったから触り放題だもんね〜♡
赤「…………？！！？」
『よしっ！これで頑張れる！音駒頑張るから見ててねーーっ！ばいばーーい！！』
少し顔が赤くなった京治くんに手を振って今度こそコートに向かった。
着いた時に黒尾さんと夜久さんに怒られたのは言うまでもない。
赤「(…………かっっわいすぎだろ！！！！！)」
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ゆゆーた - おおっと！！おみおみ嫉妬か！！？いい！！好き！！ (2020年8月9日 13時) (
レス) id: 2c738b4342 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチソーダ(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2020年6月2日 19時) (レス) id: 4d85fa1263 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続編おめでとうございます！！ めっちゃ面白いし、神ってます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年6月1日 10時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチソーダ | 作成日時：2020年5月30日 18時
