相変わらず無気力組が好きすぎる

変人が52人 ページ5

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8月末、今日は早くも









『来ました！！！！！』
灰「大会！！！！」









1次予選、1日目。









『うっっわ私が緊張する！！！！』

黒「こーゆー時お前がうるさいと助かるわ」
夜「だな」
海「見てて落ち着くね」









そんなことを話してる3年生はさておき、荷物を置くために私は一旦その場を離れる。









『じゃ、ちょっと行ってくる』

山「おう」









観客席には応援してくれる人も来てくれるので挨拶に行く。

おお、陣取ってる子が………あれは









『あかねちゃん！』

あ「あっ！Aちゃん！！」









虎の妹のあかねちゃんだった。何回か大会の時にも会ってるので、それなりに仲はいい。私の下の名前を呼んで、慕ってくれている。

超超超可愛いの！！！！！！









あ「どうしたの！？もしかして会いに来てくれたっ？」

『観客席誰かいるかなーって思って！あかねちゃんにも会いたかったし、一石二鳥っ！』









ブイッとピースをあかねちゃんに向けて笑顔を見せると、あかねちゃんはキラキラと目を輝かせた。

……待って、一石二鳥の使い方間違ってる？？？？ま、いっか！









『…あ、何か連絡きてた。私、下に行くね！応援今日も頼むよっ』

あ「うん！任せてっ！」









あかねちゃんの返事を聞いて、私は試合が始まるコートに向かう。

んと、名札……あったあった

名札をつけて一応トーナメント表を見ているとトントン、と肩を叩かれた。









「お姉さん、可愛いね！」
「どこの高校？あ、音駒か！」









………いや、誰。

面倒くさいので私は『忙しいんで』とその場を去ろうとする。が、手を掴まれてしまった。

めんっっっっどくさ！！！！









「俺らと一緒に観客席行かない？」
「バレーのこと色々教えてよ〜」









それからいらないことをツラツラ述べるチャラ男2人にイライラが募ってくる。









「てかバレーなんてほっといて俺らと遊び行かない！？」









ふざけんな









『言っとくけど、一生懸命バレーをしてる選手をバカにしたことは許さないし、こんな所でナンパされて一緒に行くほど男に飢えてないので、サヨナラ』









いい笑顔を見せて言ってやると2人はポカンとマヌケ顔になった。

はんっ！そっちの顔の方がかっこいいんじゃない？

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