変人が54人 ページ7
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「『よっしゃあーー!!』」
無事に1回戦を突破し、ほっとしたのもつかの間
灰「お、俺のカバンどこだ!?」
芝「えっ?」
『はあ!?何してんの!?』
リエーフのカバンがどこかにいったらしい。
アホか………アホか!!!!?いやでも荷物確認しなかった私も悪いし、でももうすぐまた試合始まるし……
『黒尾さん!次の試合、私いなくても大丈夫ですよね?リエーフのカバン、高速で探してくるので!』
黒「は?でも」
『見つかったら外からバカでかい声で応援するので!負けないでください!!』
大声で言うと黒尾さんは少し目を見開いた後、笑って「約束だぞ」と言った。
約束は守ります!
私は猫又監督にも事情を説明して、コートから出た。
夜「やりやがったなリエーフお前」
灰「ホントにスイマセンッッッ」
黒「あいつがベンチにいないから負けた、とか笑えねえから」
孤「…確かに」
海「俺たちの見せどころだね」
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『っ、ありがとうございます!』
リエーフの特徴的な白と淡い黄色のスポーツカバン。それは観客席の端っこに置かれていて。
こいつ、どんなとこに置いてんだよバカ!!!!!
とりあえず悪いと思いながらカバンの中を点検する。
財布…はあるし、お昼ご飯も入ってる、軽食よし、タオルもある、大丈夫か
チャックを閉めて、始まっているであろうコートに向かって走った。
『つ、疲れる…!』
こいつ何でこんなにカバン重いの!?そりゃ持つの嫌になるわ!!投げ出すわ、置いてくわ!!!!!
自分でツッコんでると「大丈夫かい?」と声が聞こえた。
『……?私、ですか?』
「疲れてるように見えたので。おや、音駒高校の方かな?」
『あ、はい。マネージャーの荒川 Aって言います。………えっと』
「ああ、申し訳ない。私は雲雀田 吹 。音駒の試合はもう始まってるんじゃないかな?」
『そうなんですけど、うちの
「ハハハ!そりゃあいい!」
雲雀田さんは豪快に笑った後、音駒の試合を見たかったらしく一緒に行くことになった。
雲雀田さん…どっかで見たことあるんだよな
そんなことを思いながら音駒の観客席へ向かった。
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ゆゆーた - おおっと!!おみおみ嫉妬か!!?いい!!好き!! (2020年8月9日 13時) (レス) id: 2c738b4342 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチソーダ(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(^^) (2020年6月2日 19時) (レス) id: 4d85fa1263 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続編おめでとうございます!! めっちゃ面白いし、神ってます!更新頑張ってください!応援してます! (2020年6月1日 10時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピーチソーダ | 作成日時:2020年5月30日 18時