私ノ居ル場所２【炎炎ノ消防隊】

86 ページ42

コンコン

今度は扉の方からノックされた音がした。知らない間にかなり時間が経っていたようだ。

『訪問者が多いなぁ』

呟きながらドアに目をやるとタマキが入ってきた。

環「A!!そろそろ朝礼の時間だぞ!!」

『わかった、少し待ってね』

もう一度鏡を見て痣か見えないことを確認してタマキと一緒に部屋を出る。

『お待たせ、一応シンラ達にも声をかけて行こうか』

環「なんであんな奴のとこッ!!」

まぁまぁとなだめながらシンラ達の部屋に向かう。

到着するともう気にしてないのかタマキからドアをノックする

『あ、まっ…』

環「何しやがる!!このド変態!!」

『あぁ…また…』

Aが待ったをかける前にタマキはドアを開け、中でも同じようにドアを開けようとしていたアーサーの手が部屋に入ったタマキのスカートを捲ってしまった様だ。

『大丈夫か〜？』

室内を見ると今度はシンラと何かあったようでコツコツと軽く殴りかかっていた。

ゴーンゴーン

鐘の音が鳴った。

森「鐘の音？朝礼開始か？」

シンラが素っ頓狂なことを言うと

環「警報だよ!!”焔ビト”が出現したんだ!!

ジャガーノートは星宮中隊！岸里はリィ中隊！第８の三人はフラム中隊と合流しろ!!」

87→←85

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す