ストーキング!!23 ページ28
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『…知り合いにあったら、どう対処するべきなんだろう』
通路を歩きながら、1人考える
中学は女子の一貫校だったため、わざわざ男子バスケの大会には来ないとは思うのだけど…
まぁ、友達があまりにも出来なさすぎて高校受験し直したのだが。因みに、私立
黄瀬くんの応援に来た……なんて勘違いされたら、私の学生生活が波乱なことになりそうだ。
…既になってるけど。
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『…あれは?』
SEIRINと大きく書かれた文字。
…そういえば、滑り止めに考えていたような。
まあ最終的に受けなかったわけだけど
この時間にってことは彼らは観客なのだろう。
「…おい、アンタ。黄瀬の知り合い…っすか?」
目の前に突然人が現れた。
『…えっと?そう、ですけど…』
身長高…!あと…眉毛が変!なのだね!
「あー、やっぱりか。制服が似てたからよ」
「火神くん、初対面の方にタメ口は失礼ですよ。」
…え?嘘…、今どこから現れた?
水色の髪をした男の子。…影薄いのかな?
私が困惑していると、火神くんとやらは私を指差し憎たらしい顔をしていると言い出した。
『えっと…貴方がたは…?』
「黒子です。彼は火神くん。」
私は何とも簡易的な自己紹介を受けた。
『私は明石。はじめまして』
誠凛の人達は、黄瀬くん対キセキの世代・青峰の試合を見に来たらしい。
火神くんが何故私を憎たらしく思っているのかは知らないが、この場だけの付き合いだ。わざわざ詮索する必要もない。
「にしても、明石さんってどことなく誰かに似てるのよね〜」
誠凛の監督さんを努めている相田さんにまじまじと見られた。
『そうですか?黄瀬くんにも言われましたが…』
「あ!その下まつ毛…」
相田さんは顎に手をやり、何かを考え始めた。
・ ・ ・
「…なんつーか、緑間を思い出すんだよなぁ」
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作者名:石蕗。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/
作成日時:2016年1月10日 13時