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#12 ページ13
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あいつを俺の補佐にすると、
そんな事を意気込んだものの
一体どうしたら良いんだ。
やれる事は一通り試してみた。
エルヴィンの言った通り
Aには優しく接しているし、
俺の補佐になることのメリットも提示した。
他に何が足りない?
ミケにあって俺にないものは何だ?
まさか…身長か…?
Aの身長は俺と同じくらいだと思う。
クソ…こればかりはどうしようもねえ…
「…A。お前身長は幾つだ。」
食堂でAを見かけたから声を掛けた。
「え?随分と測ってないからちゃんとしたのは分からないけど、160ちょっとくらいかな?」
俺より高い、だと…?
「何でそんな事訊くの?」
「いや…特に理由はねえ。」
「ふふ、リヴァイと一緒くらいだよね。」
馬鹿にしてんのかと思ってAの顔を見ると、
柔らかい表情をして笑っていた。
Aがこんな風に、俺に笑いかけて
くれたことが今までにあったか…?
初めてかもしれない。
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作者名:絹 | 作成日時:2021年2月28日 18時