黄瀬涼太はソクバクされたい。

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休憩をちょくちょく挟んでベンキョー会をすること、約5時間。時刻はそろそろ19時を迎えようとしていた。

｢だいぶ進んだんじゃない？｣

ノートをトントンと揃えながらAが声をかけてくる。

｢うん！ほんっとうにありがとう！｣

｢どういたしまして。もうこんな時間か、長居しちゃってごめんね。そろそろおいとましようかな｣

帰り支度を終えたAが腰を上げる。
もう帰ってしまうのかと思うとちょっと寂しいけど、こればっかりは仕方がない。時間は有限である。

｢お邪魔しました｣

｢送ってくっス。外暗いし危ないから｣

｢ありがとう｣

帰り道はお互いあんまり喋らなかったけど、不思議と悪い気はせず、むしろ心地よかった。今までは長い間女の子が隣にいると気疲れしたりしていたんだけど、Aに対してはもっと一緒にいたいとまで思う。好きな子ってすごい、恋ってすごい。

｢ねー、A。テスト終わって赤点回避できたら、俺とデートしてね｣

｢ふふ、うん｣


✼••┈┈••✼

お久しぶりです、長らく更新止めてしまってすみませんでした。
書きたいことができたら書く！というスタイルなので、プロットなどを作っていなくてですね……、１回ストップするとなかなか抜け出せず((
でも、再開します！(たぶん)

そして、いつの間にか沢山の評価とお気に入り登録が増えていてびっくりしました。本当にありがとうございます

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