#2 日直と生徒会長 ページ2
…今日、金曜日…
明日だ、明日秀徳のみなさんに会えるんだ…!
「…あ、お兄ちゃん。私今日日直だから早めに行く…ね、行ってきます…」
「いってらっしゃーい」
そういえばお兄ちゃん、朝も真ちゃんさんと一緒に投稿してるんだっけ?
そこらへんは良く分からないけど、練習試合の帰りには良く一緒に帰ってるところ見る…
気がする…
……
………
…………
…どうしよう
「早く来すぎた…かな」
日直の仕事も終わって、暇だから読書をしてたっていうのに、みんなが来る時間まで、のこり20分もあるよ…
うちのクラスは日直1人だし、日直になっても、あまり得がないだろうけど、私にとっては
「私にとっては、すごく大切な役割だから…」
「君。浮かない顔をして、どうかしたのか?」
「ひえぇっ!?」
う、後ろからいきなり声をかけられたものだから、ついつい変な声が…
恥ずかしいぃ…
今すぐ謝らないと…!
「あ、すみませ…って、生徒会長?なぜ、この教室へ…」
「あ、あぁ…こちらこそ、悪い思いをさせなのならすまなかった。
実は、ここのクラスの名簿に高尾という苗字があってな、兄の知り合いの妹かなと思ったんだが…。まあこれも、ただの思いつきだ。あまり期待はしていない」
高尾…
それ、私のことだよね…?
けどどうして…
生徒会長さんは私とは全く関係がな──
『兄の知り合いの妹かなと思ったんだが…』
……。
たしかこの人、生徒会長『緑間実春』
成績優秀で大学の教師にも認められている存在。
緑間…実春さん…
真ちゃんさんって、緑間だった気が…
いや、そんな、まさか…
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作者名:ノラネコ。 | 作成日時:2017年10月7日 21時