31 ー番外編5ー ページ32
私はパーティー会場のバルコニーに出てた
『……おそ松…』
六つ子の姉なのにメンタルガラス細工だな!
幸せなのに……
深く考えると哀しい人間だなー…私……
『……好き……』
いつも言ってる言葉なのに
いつもおっきい声で言ってる言葉なのに
今日は
言うのが何倍も難しい
『……』
「悩みごとかー?」
『…!ちび太……!どうしてここに?パーティーは?』
ちび「あそこの空間はいずれぇんだよ。俺にゃおでんが1番だぜ」
『あ〜そっかーあん中におでんコーナー置くの忘れちゃったや!』
ちび「な!置く予定だったなら忘れんじゃねーよ!バカヤロー!」
『あはは!ごめんごめん』
ちび「……で?どんな悩みだ?」
『え…?』
ちび「さっきからため気がすごかったぜ?なんかあったんだろ?」
ここで言ったら迷惑かな……
『……別に、疲れが溜まっただけだよ!気にす』
ちび「オメーは我慢しすぎだバカヤロー」
『我慢なんて…して無いよ?』
ちび「そういうのめんどくせぇぞ」
『……』
ちび「…おめーには丁度いいんじゃねーか?」
『なにが…?』
ちび「おめーは悩まなすぎなんだよバカヤロー。ちったぁ悩んだ方がオメーの為だと俺は思うぜ」
『…実は……というか、ちび太も知っていると思うけどおそ松達と私って姉弟じゃん?』
ちび「そうだな」
『んで、姉弟って法律上結婚出来ないでしょ?……私は、弟達の誰か1人を選べって言われたら選べない。けど弟達以外の人と結婚とか付き合うとか考えられない。というか死んでもごめんなの。それで、おそ松達がもしも俺らが姉弟じゃなければなって言ってきて……』
ちび「あぁ〜…おめーらにとっちゃそれは重要だな……」
『そうなの…それでさーもう分かんなくなっちゃって……』
ちび「何が分かんねぇんだ?」
『……話聞いてた…?』
ちび「いや、聞いてたけどよ、何も悩む必要ねぇと思うぜ?」
『ぬえ?』
ちび「だってよ、結婚なんて形だけなんだからよ」
『……』
ちび「おめーら結婚しないで兄妹でずっといればそれで」
『ちび太』
ちび「あ?」
『ちょっと行ってくる!ありがとう!』
私はまた会場に走って戻りに行った
ちび「勢いだけはあんだよなぁ…ちくしょう……」
おそ松はどこにいるんだろう
私はおそ松を探した
あっちこっち見て
するとおそ松はまだソファ席の所でぼけーっと立っていた
『ッおそ松!!』
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くさくて……え?この始まりはなんだ?続きですよ。字数パンパンだったんです
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作者名:翡翠葛@優杏 | 作成日時:2016年9月22日 17時