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兎と共に ページ30
｢あれ･･･｣
｢どうしたの？Aさん。｣
｢今、門倉部長の声が聞こえた気がしたの･･･｣
｢何いってるんですかAさん。ここは、網走から遠く離れた根室ですよ？｣
｢そうだけど･･･でも、確かに聞こえたの。とても、悲しそうな声だった･･･｣
｢まだ、門倉部長に心残りでも？｣
｢いや･･･ないよ。とにかく早く行こ！｣
そういったAは、宇佐美と共に死神の根城に足を進めた。この選択は間違ってないとAは思いながら。でも、Aは何故か喪失感を感じた。
もう、お嬢さんは僕のもの
あなたの所には二度と戻らない
あなたの分までこのうさぎさんがお嬢さんを愛しましょう
だから、安心して鬼さんのお供してくださいね、たぬきさん･･･いや･･････
門倉ぶちょーう？
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作者名：もふもふ | 作成日時：2018年12月4日 12時
