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車の中では沈黙が流れていた。うん。気まずい。
「なあ。オマエ、誰？」
まさか、私に話題を振るとは。どうしようか。これからのことを考えると明るいキャラの方が使い勝手がよさそうだ。
「私はA。なんであそこにいたのかはよく分かんなーい。どうして車に乗ってんのかもわかんない」
にこやかに笑いながら答えると、デンジは困惑した様子だった。マキマさんは何とも思っていない様子。
ぐ〜〜〜。デンジのお腹の音が車内に響いた。
「俺んハラの音っす……」
申し訳なさそうにデンジが答える。私には別に関係ないと割り切って窓の外を眺める。
「私達も朝まだだったね。パーキングエリアで適当に食べよ。」
「すいません……俺カネないんすけど…」
「好きなのいいなよ。私お金出すから。」
え？！とデンジが声を上げた。
「私もお金なーい」
そういうとAちゃんの分も出すよとマキマさんが答えた。
「やりー」
「あと半裸じゃ目立つからこれ着な。」
そうマキマさんは自身が来ていたコートをデンジに渡した。いいなー私もマキマさんのコート着たい。絶対いい匂いするじゃん。
そうこう話しているとパーキングエリアについた。
「あっ俺うどんと……うどんとフランクフルト！いいすか！？」
「いいよ」
「じゃあ私はーフランクフルトー！」
そういうと、おじさんが悪魔が娘を連れて森の方に行ってしまったので助けてほしいと慌てた様子でやってきた。
「カレーうどんのお客様〜とフランクフルトのお客様〜」
「あ…私カレーうどん」
「やったー」
デンジが一番に注文したはずなの一番最後なのは面白いね。私はおじさんからフランクフルトを受け取ってハムっと一口食べていると、どうやら公安の犬の話をしている様子だった。
「返事は？」
「はい」
デンジはそういうと森の方に走って行ってしまった。
「さて、一緒に朝ごはん食べてデンジ君のこと待とうか。」
そう怪しげに笑った。
マキマさんは椅子に座って手を合わせて小さくいただきますというとうどんを食べ始めた。一口飲みこむとおもむろに彼女はくちを開いた。
「どうしてAちゃんはあの場で生き残れたのかな？デンジ君は悪魔の力を使って生き残った。でもAちゃんはどうだろう。悪魔とはなんの接点もないよね。」
……初っ端に誰がこんな質問をしようと思うだろうか。
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
