謎の日記� 淵螢疋襦� ページ10
ホグワーツ内の廊下に黒いノートが落ちていた
興味本位で拾ってじっくり観察する。どうやら、誰かの日記みたいだ。
日記落とすとかヤバいだろ。黒歴史大公開キャンペーンかよ
落し物として届けようとも思ったが、黒歴史を先生に見られるのは嫌だろう。やはり直接持ち主に返すというのが、できた人間というもの。
そう思って私はその日記をグリフィンドール寮の自分の部屋に持ってきた。
何の変哲も無い日常の風景だろう？
しかし、たった今この日常の風景が一変した。
＿＿ある人物の出現によって
「＿＿なんだ、グリフィンドール寮か。ここは。スリザリンではないのか」
そう、なんと＿＿落し物の日記を開いた瞬間に、半透明の黒髪のイケメンが私の前に出現したのだ
「君が＿＿僕を呼び覚ましたのかな？」
黒髪イケメンが私の方を見て微笑んで言った
その瞬間
私は日記を全力で閉じて
ビニール紐でぐるぐる巻きにして
側にあった本棚に突っ込んだ
『ふー、危なかった。危うく“恋愛経験皆無の女の子が一冊の日記を通じて出会った黒髪イケメンの幽霊と恋に落ちる”っていう痛い女の子の王道妄想ルートを歩むところだった』
幻覚見えるようになっちゃったのかしら。私。
きっと昨日あんまり寝てないせいだね
『ちょっとお昼寝でもしようかな』
「そうだな。それならとっておきの魔法があるぞ。一度眠ったら2度と目覚めない呪文がな」
『へ？』
背後から物騒な内容を含んだ声が聞こえた
ここは女子寮だぞう。男子の声がするなんておかしいぞう
見知らぬ誰かと話が成立してるということは、もしかしてこれは幻覚ではないのかもしれない。
そんなことを考えていたその時だった
「アバタケ……」
『っはあ！？うわわわわわ！ストップストップ！無視してごめんなさいいいい！！』
その見知らぬ声の主は明らかに死の呪文を唱えようとしてきた。
死の呪文＿＿アバタケタブラ
授業で習った。人の命を一瞬で奪う恐ろしい魔法。故に、この呪文は優れた魔術師でないと使えず、また人相手に使ったら逮捕されるという平和な世界だと使い所がまるでない呪文である。
そんな呪文を普通に唱えようとした。っていうか後3文字言われてたら私、死んでたんだけど！
こいつ、やべぇ奴だ
「次、僕を無視したら分かってるよね？返事は？」
『は、はい…』
いつのまにか私の杖を奪っていたその男は、そう言って私の机の上に優雅に足を組んで座ったのだった
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かくざとー。 - 謎の日記�△離螢疋襪離札螢奸�(名前)の「(」忘れてましたお(^O^) (2021年1月15日 16時) (
レス) id: afeb081e78 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - 終わらないでえええぇえぇえぇぇ！！！！！！！！ (2019年8月30日 11時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！面白さの波長が合ってくれたようで嬉しいです^ ^ (2018年5月24日 22時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 面白いです！！頑張ってください！更新楽しみにしてます！ (2018年5月20日 22時) (レス) id: 3420e0518f (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - iruka345さん» ありがとうございます！いつも見てくださって嬉しいです^ - ^ iこれからも応援してもらえるような作品を作れるように頑張ります！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2017年9月15日 19時
