60話 ページ13
………………でも、やっぱり真実は言えなくて
『私、人間にずっと捕まってたんです。』
嘘をついた
『そこで見た人間は真っ黒で、私欲で溢れてて………まるで他人のことなんか気にしない。誰かの背中を踏んでは上に上がっていく…背中を踏まれた人は下へと落ちていく………
そんな、汚い生き物なんです
私はずっと見てました、その姿を。そして気付いたんです…！
汚い人間に関わった人間は、同じように汚くなっていくと。それで決めたんです。私はあぁはならないと……
面白いことに、悪魔は人間と同じように感情、言葉、体を持っています。人間と悪魔……大して変わらないんですよ？だから、私は触らないんです、触りたくないんです。人間に、悪魔に……』
移る気がして
rd「それが、Aが潔癖症になった理由…？」
話を一段落終え、息をつけばラッダァ先生はそう聞いてきた
『はい。あ、それで…ラッダァ先生が私を食べたくなったのは、長い間人間の食べ物を食べていたせいで血の味や匂いがほとんど人間になったからなんです。
悪魔って人間食べるらしいですし、本能で私を食べようとしたんですよ。』
だからラッダァ先生は悪くないですよ。そう言い切り、ラッダァ先生に微笑んだ
……作り話ではないけど、嘘をついた事に対し心が痛む
だって、先生自分のことのように悩んでくれるんだもん
rd「………その話、他の奴には？」
『母と理事長のみです。』
イルマ君もだけど、それを言ったら何故イルマにという話になるので言わないでおく
rd「ｯ、…お前、辛かったよな」
『！………はい』
ほら、何故か私よりラッダァ先生の方が辛そうだ
rd「人間って、ロクな生き物じゃないんだね…っ。悪魔も、俺もかぁ」
『……それは、違います。ラッダァ先生、綺麗な人間と悪魔は存在します。少なくとも私は貴方が汚い悪魔には見えません』
ラッダァ先生は絶対違う。偽善者でも何でもない
ただただ心が綺麗なんだ
だから信用できるんだ。
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Cha_○ - はじめまして🙇♀️遅くなると思いますがTwitterの方、フォロー失礼します🙇♀️小説素敵です✨私は話を考えるのが苦手なので本当に尊敬です！これからもお体には気をつけてください💦 (2021年12月8日 16時) (
レス) @page50 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
rimu - ラッダア先生、尊い！！ 復活、おめでとうございます！！ (2021年6月7日 20時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
夕夜(プロフ) - 今見始めました！初見です（*｀・ω・*）ゞ らだ先生とﾛﾛﾛさんがバチバチしていた所が凄い好きです！それだけでご飯2杯はいける……とにかく投稿頑張ってください!! (2021年5月30日 13時) (レス) id: 9b74cad533 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - 月崎まおさん» ありがとうございます！ (2021年5月23日 8時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
月崎まお(プロフ) - Ayameさん» 同じですよ〜。返信遅れてしまい申し訳ございません。 (2021年5月23日 4時) (レス) id: abc6ac005d (このIDを非表示/違反報告)
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