36 マネージャーの力 ページ36
跡「…何?」
柳「だから今日も俺たち2人だけではない、他の連中も一緒だ」
蓮二が指を指した方を見ると、人混みの向こう側に立海のレギュラー陣がこちらを睨んでいるのが見えた。
そうしていきなり跡部が私の顔をまじまじと見たかと思うと、
何かを思い出した様にあぁ、と小さく呟いた。
跡「ほう。それじゃお前がAか」
『え?なんで知ってるの…』
苗字を言い当てられたことに頭が追いつかず、
思わず蓮二の影に隠れる
跡「フッ、さっきまであんな強気だったじゃねぇか。…お前、サポーターズの人間だろ」
『そ、そうですけど』
なぜうちの会社を知ってるのか、なぜうちの部員を知ってるのか、その他諸々聞きたいことは山ほどあったけど。
私から質問を投げかける手間なく、いとも簡単に彼の口からその答えを聞くことができた。
跡「氷帝学園テニス部部長の跡部景吾だ。今ウチの部にはお前の上司がいる」
『あ…』
そうか。
立海のライバル…いやそうでなくても有名なあの超強豪校。
そして全国的にも有名な氷帝テニス部の部長の跡部とはこいつのことか
そして、確かに氷帝学園といえば私の上司が2年前から担当している学校でもあったのだ。
跡「お前の話はうちの斎藤からしょっちゅう聞いてたからな…
フッ。よし、今日はお前ら立海の連中も入館するといい。入館料は不要だ」
柳「(面倒な事になったな)…まあいい。弦一郎達を呼んでこよう」
『…はぁ。ありがとう、ございます…』
先程までの私の怒りはどこへやら、頭の中を整理する事でそれらのエネルギーは使われてしまっていた。
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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます!!自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…!鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います!よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます・・・((神作に出会えた事に感謝です!!更新応援しています! (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:研究員 | 作成日時:2022年9月10日 0時