140話 ページ42
ある日、生活に必要な物を買うために、さむさんのお店にやってきた。相変わらず変なものばかり置いてあるなあ、なんて思いながらも買い物をして、お店を出た。
そうしたら、目の前を歩いている人が燃えている事に気が付いた。まるで、ぐりむの炎で燃やされてるみたいな人。
「ちょっ、大丈夫ですか!?」
「ヒエッ!? じょっ、じょじょじょっ、女子生徒ッ!」
日焼けなんて一切していない真っ白な肌に、真っ青な口紅。炎に見えたのはこの人の髪の毛だったらしい。まあ人魚が人間やってたりするから、髪が燃えててもおかしくないの……かな?
それにしても私、何でこんなに怯えられてるんだろう。この人と会ったの初めての筈なのに……知らないうちに何かやっちゃってたのかな。
「せっ、拙者何かしたでござるか!? じゃなきゃ君みたいな人が話しかけてくるなんて有り得ない…………! 陽キャ怖い!」
この人お侍さんか何かなのかな、いやその割にはすごく内気な感じがするし……。
「えーと、私睡蓮です。お名前伺ってもいいですか?」
「イデア…………3年……デス」
全然目を合わせてくれないけど、いであさんは名前を教えてくれた。あ、そうだ。勘違いしてた事謝らなくちゃ。
「ごめんなさい、髪が 燃えてるって勘違いしちゃって。よく見たらとっても素敵な色をしてますね!」
「ッ! みんなが騒ぐ理由がわかったような気がしますな……。何かあったら頼っていいよ。ま、僕なんかより他にたくさんいると思うけど」
「自分を卑下しないでください。いであさんの事は、出会ったばかりであまりよく知らないですけど、貴方には貴方のいいところがあるでしょう?
それに、私達もう知り合いですし、これから仲良くしてくださいね!」
そう言うと、いであさんは地面に四つん這いになった。ちなみに、膝から綺麗に崩折れた。正直、すごく綺麗にその体勢を取ったから、笑いそうになった。
「いい子! あまりにもいい子! 心が浄化された気分! 睡蓮氏!! ゲームは得意ですかな!?」
いきなり顔を上げたと思ったら、げえむとやらの事を聞いてくる。とりあえず立ち上がってください。側から見たらすごい絵面だよこれ。
「げえむ、ですか。あ、双六ならやった事ありますよ!」
機械類に弱い私とは違って、いであさんは機械類にとても強いらしい。その後いぐにはいど寮にお邪魔する事になった。
めちゃくちゃ見た目怖かったけど、寮生さんはみんな優しかった。
ラッキーカラー
あずきいろ
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オタクの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています!アンケートは2でお願いします!続き頑張ってくださいっ! (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします!続き楽しみにしてます! (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします!無理せず更新頑張って下さい! (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Chiharu | 作成日時:2020年6月27日 16時