検索窓
今日:9 hit、昨日:10 hit、合計:275,723 hit

140話 ページ42

ある日、生活に必要な物を買うために、さむさんのお店にやってきた。相変わらず変なものばかり置いてあるなあ、なんて思いながらも買い物をして、お店を出た。

そうしたら、目の前を歩いている人が燃えている事に気が付いた。まるで、ぐりむの炎で燃やされてるみたいな人。

「ちょっ、大丈夫ですか!?」

「ヒエッ!? じょっ、じょじょじょっ、女子生徒ッ!」

日焼けなんて一切していない真っ白な肌に、真っ青な口紅。炎に見えたのはこの人の髪の毛だったらしい。まあ人魚が人間やってたりするから、髪が燃えててもおかしくないの……かな?

それにしても私、何でこんなに怯えられてるんだろう。この人と会ったの初めての筈なのに……知らないうちに何かやっちゃってたのかな。

「せっ、拙者何かしたでござるか!? じゃなきゃ君みたいな人が話しかけてくるなんて有り得ない…………! 陽キャ怖い!」

この人お侍さんか何かなのかな、いやその割にはすごく内気な感じがするし……。

「えーと、私睡蓮です。お名前伺ってもいいですか?」

「イデア…………3年……デス」

全然目を合わせてくれないけど、いであさんは名前を教えてくれた。あ、そうだ。勘違いしてた事謝らなくちゃ。

「ごめんなさい、髪が 燃えてるって勘違いしちゃって。よく見たらとっても素敵な色をしてますね!」

「ッ! みんなが騒ぐ理由がわかったような気がしますな……。何かあったら頼っていいよ。ま、僕なんかより他にたくさんいると思うけど」

「自分を卑下しないでください。いであさんの事は、出会ったばかりであまりよく知らないですけど、貴方には貴方のいいところがあるでしょう?
それに、私達もう知り合いですし、これから仲良くしてくださいね!」

そう言うと、いであさんは地面に四つん這いになった。ちなみに、膝から綺麗に崩折れた。正直、すごく綺麗にその体勢を取ったから、笑いそうになった。

「いい子! あまりにもいい子! 心が浄化された気分! 睡蓮氏!! ゲームは得意ですかな!?」

いきなり顔を上げたと思ったら、げえむとやらの事を聞いてくる。とりあえず立ち上がってください。側から見たらすごい絵面だよこれ。

「げえむ、ですか。あ、双六ならやった事ありますよ!」

機械類に弱い私とは違って、いであさんは機械類にとても強いらしい。その後いぐにはいど寮にお邪魔する事になった。
めちゃくちゃ見た目怖かったけど、寮生さんはみんな優しかった。

141話→←139話


ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (212 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
452人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

オタクの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています!アンケートは2でお願いします!続き頑張ってくださいっ! (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします!続き楽しみにしてます! (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします!無理せず更新頑張って下さい! (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Chiharu | 作成日時:2020年6月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。