〜異能力喫茶 カフェ【DC】〜

☆Books【図書館の魔女】 ページ11

よし、新作の本の整理完了。




………あら、いらっしゃいませ。






こちらのメニューから、飲み物をご選択下さい。…………もしかして、文字を知らないのでございますか？
……いえ、問題ございません。
こちらがコーヒー。その横が紅茶となっています。





………お勧めでございますか。そうですね。
本日はとても良い紅茶が手に入ったのですけど、お飲みになりますか？


………かしこまりました。






それでは、此処についてご説明します。



此処は、不思議な力を提供してるところです。貴方はどうしても欲しい力がありますね？
魔法、力、歴史、経歴、言葉。
何かを心の底から欲しがっておられるはずです。





………わからなくても構いません。
では、【Books】と【Record】
どちらがお好みですか？




………Booksを選択ですね？
かしこまりました。




……そこにある本は好きに読んでいて構いませんよ。どうぞ、ご覧になってください。





……………これなんていかがでしょう。





「図書館の魔女」
本と知識が集まった場所に住む少女と、言葉を知らない青少年の話でございます。
……お気に召したようで幸いでございます。






では、貴方の異能をご説明しましょう。




「図書館の魔女」
ありとあらゆる言語を操る異能でございますね。他国の人間や犬猫などの動物の言葉も理解できるようになるでしょう。
その言葉は、本当を写すものではありません。使い方次第で貴方は精神から人間を操ることができてしまう。
…………いいえ、貴方を信じております。
貴方のそばには、【勇敢で純粋な彼】がいます。きっと貴方の大事な言葉になるでしょう。






…………そろそろお時間です。
紅茶、どうでしたか？
………気に入っていただけましたか。よかったです。





貴方への異能による定めが静閑でありますように。






それでは、またのご利用をお待ちしております。





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《図書館の魔女》


対象……指定なし。

相性の良い人物【中島敦】【宮沢賢治】


内容……あらゆる言葉を理解し、他者に伝える能力。手話、口パク、音、全てからそれを読み取れとれ、それを人に伝えることもできる。
たとえその言葉に嘘をついてもそれがそのまま伝わるだろう。



条件
・その人の動きを一度見ておく必要がある。
・嘘として伝えたことを上書きすることはできない。




本が好きな人、声が出ない人に向いている。





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