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すっかり日が落ちるのも早くなり、暖房器具に頼りっぱなしの毎日。
冬休みに入り、部活動と近くのカフェでのアルバイトに専念していたが、大晦日である今日はフリー。
一緒に過ごす人もいないし、今日はまったり炬燵でテレビでも見ようかと思っていたけど、司から「 年越しparty 」なるものに招待された。
嬉しいお誘いだし最初は行こうと考えたが、朱桜家のパーティに私のような一般の人間が紛れ込むわけにはいかない。
きっと司に気を遣わせてしまうだろうから、遠慮しておくと連絡を入れておこう。
『 スワ！ いまどこにいる？ 』
司に連絡を入れるのと、レオくんからの連絡が入ってきたのはほぼ同時だった。
『 家でまったりしてるよ 』
レオくんからの返事はなく、何か用だったのかなと考えていると、来客者を知らせるベルが鳴った。
郵便屋さんかなとインターホンを覗くと、白いマフラーを巻いたレオくんが、こちらを見てニッと笑っている。
「 レオくんっ！ 」
急いで外に出て彼を中へと招き入れる。
まさか、一人でここまで来たのだろうか。
来るなら自宅まで迎えに行ったのに・・・。
「 わははっ！ どうしたスワ、そんなに焦って！ 」
「 焦るよ！ 一人でここまで来るなんて、またクラスメイトの子に会ったらどうするのっ！ 」
「 ごめん。自分の力でスワに会いに来たかったんだ 」
氷のように冷たい手を取って暖房の効いたリビングへと連れていき、彼を炬燵の中へと押し込む。
ココア・・・を入れようと思ったけど、切らしていたので仕方なくコーヒーを入れて、テーブルの上へ置いた。
「 あ！ コーヒー！ 」
「 外、寒かったでしょ。あ、ごめん。飲める？ 」
「 うん。おれ、コーヒー大好きだよ 」
マグカップに両手を当てて暖を取り、優しく微笑む。
その笑顔を見られてなんだかホッとしてしまい、私は一気に脱力してしまった。
「 そういえばレオくん、今日はどうしたの？ 」
「 ん？ あぁ！ 今日は大晦日だろ？ 」
「 そうだね。今年もあっという間だったなぁ 」
リモコンを手に取ったテレビをつけると、どのチャンネルも年末特番ばかりで、暇することはなさそうだ。
みかんを剥いてレオくんにあげると、彼はもぐもぐとそれを美味しそうに食べてからまた笑う。
「 だから、スワと過ごしたかったんだぁ 」
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ここち(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！ 自己満小説になっていないかと思っていたので、そういった意見をいただけて本当に嬉しいです。とても励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月3日 14時) (
レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
momo - めっっっちゃ好みです。。。Knights大好きだし話の展開っていうかもう色々ドストライクすぎてイッキ読みしてしまった、、あと泉くんイケメンすぎて惚れました…続き凄く楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2021年10月3日 1時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ | 作成日時：2021年9月23日 4時
