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タタラ「……お前
やっぱり嫌いだよ」
そう言うと、服を肩下まで下ろしたタタラ。
貴「……」
間近で素肌を見られたのは嬉しいけど、
ここにいたら危ないと言うのが分かる。
咄嗟に移動し、窓に飛び移る。
法寺「……似ていますね
兄に」
……赫者、
やはりタタラは私に隠れて共喰いしてたのか。
くっそ私も食べられたかったな……なんて
アキラ「羽赫総射ッッ」
羽赫の攻撃なんてタタラに効くわけがない。
すべて跳ね返す、
毒が含まれていたとしても、
皮膚を通らねば関係ない。
捜査官は全て、タタラの炎に焼き尽くされる。
貴「……惚れ直す、」
法寺「…私への復讐心ですか」
全く隙のないタタラ、
その攻撃は多くの捜査官を蹴散らしていく。
そんな中、法寺だけがタタラまで接近出来ている
やはり特等だ、
私は邪魔をしないよう、
他の捜査官の相手をする事にした。
貴「、」
「エル!!この人間がっ!!死ねぇ!!!」
貴「お前も人間だろどうした」
避け、斬る、避け、斬る。
そして、
法寺「兄譲りの大振り、
当たりませんよ」
タタラの動きを一瞬止めた法寺。
法寺「アキラさん【赤舌】を!」
真戸アキラから投げ渡されたクインケを見た瞬間
息が止まった
あれは、梟討伐戦時に見たあのクインケだ。
そのクインケはどこかタタラに似ていて
私があまり好きじゃなかったもの。
あぁ、それはタタラのお兄さんのだったんだ
貴「……!」
法寺「おわ__」
タタラが、
危な__
法寺がタタラに近づいた瞬間、タタラの炎が大きくなってタタラの方から法寺にグイッと近づいた。
速い……
法寺「__り…」
その時、上からタタラの上に何か黒い影が落ちてくる。
オウル「いょお★」
貴「……っ、オウ、ル!?」
そのせいでタタラの攻撃が外れ、法寺が助かる。
タタラ「タキ、
ザアアア……」
法寺「なぜタタラに……」
タタラ「乗るな!!!」
何故ここにオウルが。
何故邪魔を、
オウル「あん時の礼だ
タンマリ
おあがりよ!!!」
オウルの羽赫がタタラに突き刺さる。
まずい、毒が、
オウルがタタラの上に飛んだ瞬間、タタラから炎が吐き出される。
それはオウルに命中した、が。
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月飴 - 更新ほんとに楽しみにしています!大好きです!! (2023年3月18日 0時) (レス) id: 04f71f78b5 (このIDを非表示/違反報告)
お粥(プロフ) - おもちさんの作品いつも楽しく読ませていただいています。この作品は更新されませんか? (2023年1月12日 14時) (レス) id: 9c4b66d165 (このIDを非表示/違反報告)
lemonade066(プロフ) - もう続きってでませんよね… (2023年1月4日 13時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
アレクサンドロス(プロフ) - はじめまして!!!凄く面白くてここまで一気に読んでしまいました!!!更新は気長に正座しながら待ってます!!!!応援しています!! (2022年10月3日 12時) (レス) @page10 id: c07eb82e74 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - はじめまして!このお話大好きです!更新は気長に待ってます! (2022年9月6日 23時) (レス) @page10 id: ebd3b689fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月13日 1時