4兄弟〜囚われの姫〜《黒バス》

第8話 ページ9

貴女side









花宮「A、ちょっと降りてこい」









お昼、部屋で過ごしていたらドアの向こうからお兄ちゃんの声が聞こえた









呼ばれて下に行くと、4人が揃っていた









『なぁに？』









赤司「話があるんだ。今までは春休みで学校が休みだったんだが、今日で休みも終わる。明日から学校があるんだ」









黄瀬「だから、平日は家に俺らが居られないンスよ」









高尾「その〜……留守番、頼んでもいいか？」









花宮「いい子で待ってられるよな？」









『学校か〜……うん、分かった』









黄瀬「終わったら速攻で戻ってくるっすから！！」









赤司「あぁ、言い忘れてたけど俺たち4人は全員違う学校なんだ。だから俺は明日はまだいるが…他の3人は明日から居ない」









『え？兄弟なのに学校違うの？』









高尾「そだよ〜。俺が秀徳、真が霧崎第一、涼太は海常、征十郎は洛山。」









『そうなんだ、じゃー明日は征十郎と二人きりだね！』









花宮「チッ……ムカつく」









赤司「兄弟内での恨みっこはナシだと言ったはずだ」









花宮「シンプルに嫉妬だ」









『？』









花宮「こっちの話だ」









『うん？よくわかんないけど了解！じゃあ、私部屋戻って勉強するね！！』









私が部屋に戻って1時間2時間勉強をしていると、再び部屋のノックがされた









『はーい？』









赤司「明日なんだが、皆が学校に行った後俺の部屋で過ごそう。観たいと言ってた映画のDVDを借りたんだ」









『ホント！やったぁっ！！ありがとう！征十郎！！』









赤司「あぁ、夕飯時にまた呼びに来る」









そう言って征十郎は戻って行った

第9話→←第7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す